■ eTrex30 勉強編
eTrex30 わかったこと。
カスタムマップにはkmz形式とjnx形式の2種類があること。
カスタムマップは地図を小領域でタイル状に分割した画像の集まりだということ。
kmz形式はユーザ自信が作成したマップをGPSユニットに読み込ませて自由に使えるが、タイルの数が1デバイスあたり100までだとか、jnx形式に比べてレンダリング速度が遅いだとか(意図的だとも言われているようだが)、拡大・縮小のレベルに対応していないなどがあること。
jnx形式はマップの使用に際してデバイスIDと紐付くロックコードを解除する必要があり、流れ的に商用マップ、、、kmzでハンデとなっている点に対して優位性があること。
自作jnx形式マップはロックコードがないため起動時にはじかれる。つまり使えないということ(普通は)。
eTrex30に関して、MicroSDカードの使える上限などの情報を見つけられなかったが8GBのカードは使えたこと。ちなみに買ったのは東芝の SD-MF008G というカード(安かった)。
8GBのカードを買ったものの、本体にも空きが1.7GB程度あり、kmz形式のカスタムマップを使う限りはMicroSDカードの有効な使い道がわからない。
USBのインターフェイス規格は1.1だったこと(遅い)。枚数限界の高いjnx形式のマップ(=大容量)などなら予めMicroSDに転送しておくようにすればMicroSDの意味あるかな。
eTrex30 わからないこと
GPSアンテナはデバイスのどこに、どの方向についてるか
横向き?縦向き?どういう形で保持したら一番GPSを捕らえられるか
GPSの「Demo mode」にならないようにする方法はないのか
kmz形式のカスタムマップをハンディGPSデバイス上で切り替えて使う方法はないのか
■ 準備編1 地図
とりあえず敷居の低いkmz形式のカスタムマップを作ってみる。
※ (ありきたりですが)マネしたことで不都合が生じたとしても責任は負いません、、、
kmz形式のカスタムマップは先述の通り枚数制限のため広域をデバイスに入れることができず、その日の行動に必要な範囲のマップに都度入れ替えが必要だが、よく行きそうな六甲山全山縦走と芦屋・岡本方面から有馬辺りを切り出してみる。
マップの切り出しに使ったソフトウェアは、自分の山行きでいつも使わせてもらっているカシミール3Dで、マップカッター機能を使い、「電子国土4500」を「地図を等倍表示で切り出す」をチェックして「JPEG品質30」、「1024x1024で画面サイズ指定」で実行 すると ・ ・ ・ ・ ・ 962枚に分割されてしまった(出来たタイル1つはなんでか500pixelちょいx500pixelちょいだった)。
2014/07/13 追記 当時のバージョンにあったかどうかはわかりませんが、今のバージョンでは「枚数で指定」というのがあることに気づきました。これで 横10枚 x縦10枚とすれば100枚に納めるのは簡単。
マップカッターで切り出す範囲は長方形に選択するので要らないところがいっぱい入っている。必要な部分のみ残して要らないところは捨てることにした。本とは同じようなことが出来るツールがあるのかもしれないが、知らないので手作業で、、、
kmz形式はzip形式の圧縮ファイルで拡張子をkmzとしてあるだけなので、普通にアーカイバで解凍圧縮ができる。自分の場合はカシミールからのマップ切り出しの際「1つのKMZファイルにまとめる」をチェックしたので、圧縮ファイルの中から不要なタイルの削除とカスタムマップ情報が記述されている doc.kml から削除したタイルの情報を削除(<GroundOverlay>・・・</GroundOverlay>間が1タイル分)した。
※ 厳密には doc.kml から不要部分が削除されていれば画像の削除の必要はないと思う
ちなみに、削除対象タイルの特定は、細切れにされたkmzファイルの中の画像から見つけるのが難しかったので、切り出す前のマップを画像処理系のソフトに貼り付けて、グリッド幅をkmzファイルのタイル1枚と同じくらいになるよう pixel 単位で指定し、おおよそ分割された画像ファイルをつなぎ合わせたような画をつくって特定した。
分割前の状態のイメージを作成して必要部分を特定した状態の画(ちょうど100個)
そもそもマップの分割数が多いのは地図の縮尺が1/4500だからだろ・・とか、ルート上だけのマップを作って意味あるのか・・などの意見もあるとは思うし、仰るとおりで自分も初めて行く山域にこのような地図を持って行くことはないが、上の地図の登山道の範囲に限定すればすべて歩いており、今は知っている場所を歩きながらいろいろ確かめてみたいのが目的なので、歩行区間が地図表示されることを優先している。
※ ちなみに、山行きの際は紙の地図も併用で、シルバコンパスでの利用の他、地図には緯度経度も載せているので最悪見通しが利かないような状況になった場合でもGPSの測地情報が得られれば現在地の特定などもできるようにした
作成したカスタムマップはeTrex30のカスタムマップ用フォルダにコピーして再起動するだけで特に設定は要らないが、デバイスに保存されたカスタムマップのタイル総数が100を超える場合は「Too many custom map images. They will not all be displayed」と怒られる(が、一応起動はする)。
※ カスタムマップ用フォルダのフォルダ構造をMicroSDカードにマネて作成し、ここに入れておいても同様に読み込まれる
以下、eTrex30でのカスタムマップ表示例(トラックログ入り)・・・地図自体はただの画(JPG)のため、ハンディGPS自体が英語版でもフォントなどに関係なく日本語の入った地図が表示可能。
ピンクはルート、赤は実際のトラックログ。NA 1 X X は六甲山系に数多く立っている道標の上に一意に付けられている記号をウェイポイントとしてマークしたもの。六甲山ガーデンテラス南側のテラスで休憩した跡もしっかりトラックログに残っていた。
↓記号の例(上の地図とは全然別の場所)
カシミールからマップカッターで地図を切り出した時指定したJPEGの品質は30だが特に見づらいとは思わなかった。タイルのサイズが小さくなるので高品質で切り出した場合に比べてスクロール時のレンダリングなど若干レスポンスが改善した。
kmz形式のカスタムマップは地図のレベル(拡大縮小)に対応しないため、ハンディGPSでの地図拡大縮小は元地図(この場合1/4500)をズームしただけで広域表示の際等高線が間引かれず見づらい。
画像はeTrex30の画面ハードコピーだが、本ブログページを閲覧されている方の環境(ディスプレイのドットピッチやサイズ)によって実物より大きく見えたり小さく見えたりするので大きさに関しては勘違いなきようご注意を、、、。eTrex30のディスプレイサイズは実測値で約44mmx35mm。又、PC環境によってはハードコピーが鮮やかに発色されているかもしれないが、実機のコントラストはそんなに高くなくはないと感じたので、購入を検討されている方で気になる方は販売店などで確認されるのが無難かと思う。
※ 実感として、私がこの地図を実機で見た時もっと等高線がはっきりして欲しいと思ったが、地図自体のコントラストを上げることで改善は可能だろう
■ 準備編2 ハンディGPSの設定
ハンディGPSを使用するにあって以下を設定した{()内は自分の設定値}。
位置表示(hddd°mm'ss.s")、測地系(WGS84)、距離と速度(Metric)・高度{Meters(m/min)}・気圧(Hectopascals)など単位系、言語(English)、バッテリーモード(NiMH)、測地に使用する衛星のモード(GPS or GPS+GLONASS)、トラックログの記録(Time, 30sec)
あと、フィールドで使う前にどうしてもなんとかしたかったのはメニューのアイコン整理。機能を漏れなく表示してあるのだろうが、デフォルトのメニューは不要なものが多すぎ、必要な機能がどこにあるか把握しきれないしページスクロールがストレスになる。プロファイルを作成してメニューパターンを登録できるようなので、自分用プロファイルを作成することにした。
↓デフォルトのメニュー(4ページ半分ある)
↓自分メニュー(2ページ)
メニューはロータリー式(最初のアイコンで上移動すると最後のアイコンに移動できる)なので、使用頻度の多いものは1ページ目の上寄りか2ページ目の最後の方に。又、スティックの上下左右操作を混在したくなかったので使用頻度の高そうなアイコンは左列に集めた。
■ 山歩き編
実際の山歩きに持ち出すにあたって悩んだのは歩行中GPSユニットをどこにどう着けるかだった。
歩行中の取り出し・収納が面倒とならず、衛星の捕捉の妨げにならない方法を考えて、今回はチェストバッグの前に縦に取り付けてみることにした。
↓装着状態でGPSユニットを取り出すイメージ
ハンディGPSの入れ物はノートパソコン用に買ったマウスに付いてきたもので、チェストバッグのベルクロにくっつけてみると強力に張り付いた。
ハンディGPSを使用状態の方向のまま押し込んで手を離すと、縦で背面が進行方向を向く形でぶらさがる。
↓チェストバッグにくっついたマウスの収納ケース
↓ついでにチェストバッグ外蓋の内側はこんな感じ。
ハンディGPS、地図、シルバコンパス(写真ではバッグ内ポケットに入っているので見えず)は落とさないよう"命綱"でバッグにくっつけている。
■ ハンディGPSを持って山歩きに出かける
相変わらず出るのが遅くて新神戸駅の前を出発したのは11:10頃。今回せっかくハンディGPSを持っているので見つけた道標の写真とウェイポイントを登録しながら歩こうと思っていたのだが、やってみるとこれが結構面倒で場所によっては50mも進まないうちに4・5個も遭遇するので面倒くさくなり、途中からはウェイポイントのみ登録(今回は全部で53カ所)に簡略化しつつも結局有馬到着は日没時刻を越えてしまった、、、途中で家族に現在位置の連絡を入れたりヘッドライトも携行したりしているけど、とにかく出るのが遅すぎることを反省。
※ ちなみに今回の山歩きでは六甲山縦走路以外のルートでは誰にも会わなかったけど、多分時間が遅すぎただけなのだろう、、、
ルート設定の一部
今回の山歩きではルート設定をしてみた。ルートといっても登山道はいろいろな要因で見直されたりして地形図の通りでないことは多々あると思っているので、分岐点や他のルートからの合流や大きく方向が変わるような地点をポイントして繋いでルートとし、地形図上の登山道と見比べつつコンパスに表示される次のポイントの方向と距離を目安に進んでみた。又、試しに見落としそうな分岐に近接アラームを設定しておいて、目的箇所に近づくとアラームが鳴るように設定した。
※ 実際の歩行中ハンディGPSで見るのはほとんどコンパス。ちなみに、後から場所を思い出したいような場所で写真とともにウェイポイントを登録しておけるのは便利だと思う。
帰宅後、ハンディGPSの拾ったトラックログをカシミールでグラフ表示してみた。
全体的に標高が上ぶれ傾向なのは最初にキャリブレーションしなかったせいだと思うが、学校林道あたりから摩耶山山頂あたりで地形図の標高データとの乖離が大きいのは、間違った測位位置の地形図上の標高とトラックログで記録された標高(ハンディGPSの高度計で記録)に生じた誤差のためだろう。又、測位位置が不正確な箇所ではトラックポイント間20km/hほどで移動している箇所もあったりするのでトラックログの線(赤色)の傾向もアテにならない箇所がある。
不正確とわかっているトラックログが引かれた地図を載せるのは迷惑になるのでやめておくが、測位位置が大きくずれていたと思われる箇所の傾向として、木々によって空の見通しがあまりよくなく登り勾配で若干体がハンディGPSに覆い被さるような状態だったように思う。トラックログをとるのが目的ではないが、出来るだけ安定した受信状態を維持するためには歩行中のGPSユニット位置の再考が必要そうだ。
地図もGPSも違ってることがあるという認識でそれらを鵜呑みにせず、適切な判断が出来なくてはならないと再認識してGPSの練習#1 を終わる、、、#2に続く(いつなのか?)
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