中房温泉~燕岳 #2

リトルサウス

2010年09月26日 22:11

「クジラ岩」



・・・と命名されました(チビによって)。
※ 海から出てくるところだそうな


2010/9/19(日)

周りのテントでは朝早くから出発の準備をする人達で賑わっていたが、チビ達に十分睡眠時間を取らせたいので6時半くらい起床。朝のうちに燕岳に登っておきたかったのでテントの中で軽く行動食を摂って外に出た時は既にかなりの人が出発されたあとだった。




7:20頃燕岳に向かう。ザックを背負わない歩きにみんな嬉しそう。



朝の光(7:20頃)に写る燕岳。
相方やチビ達が燕岳や遠くの山々に『すごい、すごいきれい』と言ってよろこんでいる。いい景色を見せてやれてよかった、、、。



燕岳への道中、他の人のブログなどでしか見たことがなかったイルカ岩やメガネ岩も見つけられた。

しかしながら、後日写真をチェックしているとメガネ岩には落書きが彫られていることに気づいた。又、改めて見るとイルカ岩も落書きではないが人為的に彫込まれたと思える箇所もあり、自然に形成された岩がイルカに見えるのは感動を生むと思うが、それが人為的に手を加えられたものであるならば興醒めだ。落書きを彫込むなどは、そのようなことをする登山者が居ることが残念でならない。
※ メガネ岩に彫込まれた落書に気づいた時かなりショックだったので、勝手ながら画像処理を施し掲載


7:55頃 燕岳山頂着と道中の写真

山頂は京間3畳くらいしかないが、次から次へとどんどん人が登ってくる。こんなところまで来て渋滞とは落ち着かないが『山頂はゆずりあう』という教えに従い写真を撮ったらさっさと山頂を譲る。
花崗岩の砕けた砂利道では足を取られるので体を横に向けカニ足で歩けと言ったら手までつける相方とチビ達・・・DNAが引き継がれていることを実感。


下山途中広くなったところで持ってきた温かい飲み物を飲む。お湯はMSR Reactorで沸かしたが、火さえ着いてしまえば風防など全く必要とせずあっという間に湯が沸くのは非常に快適だ(個人の感想です・・TVショッピング風)。



9:15 燕山荘のテン場まで下山してきた。撤収とパッキングを私が、朝食の準備を相方がする。
インフレータブルマットの片付けとシュラフをコンプレッションバッグに詰めて圧縮するのが面倒で時間がかかるのでなんとかならないかといつも思う。なんといってもそれぞれ家族分せねばならない点が余計そう思わせるのだろうが、、、。

テントの中の物を片付けていっているとテントの裾から外の光が見えた。なんとテントが20cmほど裂けているではないか。テントの外に回ると設営地に元々刺さっていた大きく飛び出したVペグを押して破ったようだが、どうしてこんな下の方で寝るんだろうと思って見ていた上のチビが張本人だったようだ。まぁ、元々傾斜地で無理矢理設営したところだったので仕方ないと諦める。





登山道から燕山荘に向かう階段下くらいのところから撮った写真をパノラマ風に繋いでみた(7:30頃の写真)、、、。


写真ではスケール感が伝わりにくいが、燕岳周辺から望む景観はすばらしい。燕岳は見られる山ではなく見る山だと言われるらしいが、なるほど納得だ。




さらば燕岳。晴れてくれてありがとう。11:30頃 下山開始




12:15 合戦沢の頭着。道中登りの登山者待ちがとても多くて効率がよくない。登りの時はガスっててわからなかったが槍が見えた。



12:35 合戦小屋着。20分休憩、12:55出発。昨日の登りではそうでもなかったそうだが、この日のトイレは相方の言葉を借りると『鼻から入ってきた猛烈なアルコール臭が抜けない』・・というものだったが『それはきっとアンモニア臭だろう』。
(普段泣き言を言わない相方が脚の調子がよくないと漏らす。ゆっくり下山することにする。)

ちなみに、この時点で燕山荘のテン場がいっぱいでテントは張れないとの案内が合戦小屋から登りに向かうところに掲示されていた。燕山荘のテン場は縦走路の起点として利用する人も多いと思うので、もっと数を増やせないのだろうか。



13:40 富士見ベンチ着。10分休憩、13:50出発。



14:30 第3ベンチ着。相方と上のチビはまとわりつき系の虫がひどいというのでネット着用。私と下のチビには寄ってこない。どうやら選り好みがあるようだ。10分休憩、14:40出発。



15:30 第2ベンチ着。登りの時もそうだったが、下りも下のチビは元気そのもの。私の方がよっぽど疲れている、、、。相方の脚の調子が悪いので相方の荷物をいくらか引き取ることにする。10分休憩、15:40出発。



16:10 第1ベンチ着。水場の看板に上のチビが水を汲んできたいと言う。チビに勧められて飲んでみるが確かに冷たくて旨かった。10分休憩,、16:20出発。



17:03 登山口 無事到着。



それから
下山後のみんなの3つの願いは・・・風呂に入りたい、汗だくの服を着替えたい、ご飯が食べたい。

風呂は立ち寄り湯の時間を過ぎていたものの、掃除までの時間であれば構いませんよと言って頂けたので、中房温泉の豊かな湯量の硫黄泉に浸ることが出来た。この湯が実に心地よく、帰路の車中で『また来たいな』と言うと『温泉入りに来るだけやで』と釘を刺されてしまった(笑)。

残念ながらそこで食事を出来なかったため、帰路どこかに寄るしかなかったがたまたま寄った安曇野の『豊年満作』というお店は『まじめさ』が感じられる内容で非常に満足した。この辺に来た人には是非オススメしたい。

3つの願いを叶えた後、相方とチビは夢の中へ。私は高速の中に車を走らせ、途中眠さにこらえきれず1時間ほど仮眠の後午前2時半頃無事帰宅。

翌日は休養日としたが『今この辺で一番脚の痛い家族やろう。多分』ってな話をしつつ、動くたびに『いてて、いてて』と言って連休3日目を過ごす、、、。



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