晴れなのに敗退 五竜岳~鹿島槍~爺ヶ岳 縦走 その2/(再度)私を登山口に連れてって

リトルサウス

2015年05月03日 19:00

("その1"から半年以上空いてしまいましたが、、、)

2014/10/11-12 遠見尾根~五竜山荘~五竜岳(ピストン)~唐松岳~八方尾根
参考:
  1日目:10/11 遠見尾根~五竜山荘
    歩行距離 約7.3km、標高差 950m(累積標高 +1329m, -378m)、時間 約6h45m
  2日目:10/12 五竜山荘~五竜岳(ピストン)~唐松岳~八方尾根
  歩行距離 約8.3km、標高差 -666m(累積標高 +654m, -1320m)、時間 約6h
  (五竜山荘~五竜岳 往復はデータなしのため含まず)
※ 所要時間には休憩・停止時間含む
参加 自分だけ




2日目・・





テントを稜線に張ったため、風が心配でその辺にあったとびきり大きい石を探してきてアンカーにしましたが、拍子抜けするくらい穏やかな夜でした。

早立ちに適当な時間に目が覚めますが、行くか下りるか悶々としたまま明るくなりました。


小屋前では日の出を待つ人が大勢いました。5:50 頃 日が昇ります。


五竜岳も赤くなりました。

今回の縦走ルートをこの日に行くのは特別な意味があったため余計悩んだのですが、脚に不安が残るため鹿島槍方面への縦走は諦めました。

縦走するかどうかのことばかり考えていため忘れていましたが、五竜岳には登っておこうかなと思いカメラと三脚だけ持って五竜岳に向かいます。

(ザックを担がずに登っているとなんだかズルしているような気がします)


五竜山荘から五竜岳への歩きは、途中から斜度が増して最後の方で一段角度が急になる感じで鎖のある岩場の登りになりました。(わかりにくいですが登っている人が数人写真に映っています)


山頂の少し手前から八峰キレット方面。鹿島槍に続く稜線が見えました。

五竜岳から鹿島槍北峰まで参考タイムで6時間半ですが「思ったより近いかも」という気がしました。

無理してでも荷物を背負って来ればよかったかなと動揺します。

しかし、カメラと三脚しか持ってないのに五竜山荘から五竜岳まで参考タイム通りなので、荷物を全部背負っていたらそうは思えなかったかもしれません、、、


振り返って唐松・白馬鑓方面。


あまり広くなかった五竜岳山頂は大賑わいだったのでちょっと離れたところから。立山辺りの山と剣山を背景に。

五竜山荘に戻ります。


五竜山荘とマイテント。戻りもほぼ参考タイムかかりました。

ほとんどの人は既に出発しています。

9:00 頃(来た道を戻るのは抵抗あるのと五竜~唐松間も歩いたことなかったので)唐松山荘方面に向かいます。


遠見尾根分岐から唐松岳方面。


遠見尾根分岐から振り返って五竜岳方面。


すれ違い、追い抜かれ、双方向時々ありますが、あまり人に会わず静かな稜線歩き。

歩くのを止めると自分の呼吸と風の音しかしません。

(ふと、以前親戚の集まりで何故山に行くのかと聞かれて自分でもよくわからず適当な答えが返せなかったことがあったことを思い出したが、きっとこんな歩きがしたいからなのだろう)


2511 辺りから振り返って五竜岳方面。


2511 を過ぎて牛首に向かう途中。




鎖場が沢山現れます。五竜山荘から唐松山荘に向かうと全体的に登り方向の鎖が多めのように思いますので、逆方向の歩きの方が難しい歩きになるのではないかと思います。




スケール感がわかりにくいので道を譲ってモデルになってもらいました(笑)。


牛首(?)ピーク付近。振り返って五竜岳方面。稜線上も鎖場。


牛首(?)ピーク付近登山道は巻いています。唐松岳と唐松山荘、遠くの白馬岳まで見渡せました。


唐松山荘への最後の平坦路。五竜山荘から唐松山荘の間にある牛首がキツいところというのをうろ覚えで知っていたのでそれがどこなのかずっと気にしながら歩いていましたが、唐松山荘に着いてしまいました、、、

12:15 唐松山荘到着。

今日の歩きのキビシイところを抜けたのでゆっくりと昼食を摂りたいところですが、下山後に車を取りに扇沢に行かなければならないため、ゴンドラ乗り場から白馬駅までの所要時間・交通機関、白馬駅の電車の時刻、信濃大町駅からの扇沢行きのバスの時刻、事前に考えてなかったいろいろなことが気になり下山します。

12:40 唐松山荘出発。


前日の遠見尾根と全然感じが違う八方尾根


丸山ケルンのところから不帰ノ嶮方面


小さくなっていた扇雪渓




ガスがかかってない八方池を初めて見ました。


下まで下りたら池に映る山々も見れたかもしれませんが、終バスが気になるので登山道から、、、




第2ケルン近くのトイレ脇から今まで通ったことがなかった登山者向けのコースで八方池山荘に下山しましたが、写真の先から始まる真新しい木道では段差が高すぎてキツい歩きに、、、これなら以前歩いた観光の人向けの木道の方がマシだと思う、、、

15:10 八方池山荘到着。

急いでリフトで下山します。

リフトを乗り継いで下山しながらいろいろ調べてみると、最終の扇沢行きのバスには数分違いで間に合わないことが発覚、、、

プチ失意の中ゴンドラリフト八方駅から白馬駅まで歩くことにしました。

2.7km ほどだと思いますが電車の時間は余裕なのでゆっくり向かいます。

途中で反対側の歩道をこちらに向かって歩いてくる登山者がいて、お互い意外だったのか笑顔で挨拶してすれ違います。


16:39 白馬発(鏡に自分撮りしてみましたがあまりよくわからず)

17:15 信濃大町着。

この時期の扇沢行き最終は 17:10 でした。

信濃大町では沢山の登山者が下山しましたが、彼らはどこに向かおうとしていたのだろう、、、

バスがない以上扇沢に戻るにはタクシーしかありません。

タクシー料金の載っていたプレートがあったので見ていると「¥6,400 かぁ・・・」という声が聞こえてきて、もしかと思い声をかけるとその方々も扇沢に行かれるようで、相乗りさせてもらうことに、、、

扇沢への道中行ってきた山の話などしながら、今頃居た筈の冷池山荘はどんなだったんだろうと思いつつ、無料駐車場に到着した頃には辺りは暗くなっていた。


■ 今回の歩きのグラフ



■ 後書きというか
出来るだけ交通機関の時刻を気にしなくていいようにしようと思った今回の歩きは、結果的には移動と交通機関の時刻を目一杯気にしないといけない山歩きになってしまった(残念)。

でももう一度来るだろう(同じルートで)。



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