再訪北岳。白峰三山縦走(奈良田から)

リトルサウス

2012年09月02日 23:45

2012/08/21-22 白峰三山縦走(奈良田から)
参考:
  1日目:奈良田~大門沢~農鳥小屋
    歩行距離 約15.5km、標高差 1953m(累積標高+3088m, 累積標高-1135m)、時間 約11h50m
  2日目:農鳥小屋~トラバース分岐から北岳(ピストン)~8本歯ノコル~大樺沢~広河原
    歩行距離 約13.5km、標高差 -1305m(累積標高+1270m, 累積標高-2575m)、時間 約10h20m
※ 所要時間には休憩・停止時間含む
参加 自分だけ

悪天候のために予定していた縦走も北岳登頂もやめた 前回の北岳。 予定を諦める際後ろ髪を引かれるような思いがなかったのは次の山も白峰三山と決めていたからだろう。


N35°40'16.42 E138°14'15.50 北岳山荘から北岳へ向かう途中、吊尾根分岐の少し下あたりから中白根山・間ノ岳方面を望む
■ 準備&移動編
前回の北岳では天候・時間・体調どれもいまひとつで、これらの大切さを痛感することとなった。次のチャンスは夏期休暇を使おう。この時点で家族でのおでかけ予定などはとりあえず置いておいたが、実際チビたちも部活や習い事やらと全員同時の都合もつけにくいこともあってどうしようかと悩んでいると、『家族に合わせて家でじっとしている必要ないから行ってくれば?』と好きにさせてくれる相方の言葉に甘えさせて頂くことに、、、

今回は前日移動で奈良田入りし、1泊2日で 奈良田~大門沢~広河原 に下山する。貧脚の自分にはキビシイが、下山日14:30の奈良田行きバスに乗らねばならないなら尚更だ・・・平日山歩きなので、広河原発奈良田行きの終バスは14:30なのだ、、、。下山翌日は朝から電車でやってくる家族と合流し、ついで家族旅行があるため、何が何でも翌日下山&終バス乗車しなくてはならなくなってる裏事情もあるが、ポジティブシンキングで頑張る糧としよう。

荷物は前回を見直し、ストック、カメラ、水などを含む全背負い重量で約15kgとなったが、実はこのうちザック自体が2.5kgもある(重)、、、容量的には持て余すが他に持ってないので相変わらずザックが70L。

8/20 午後、奈良田に向かう。今回の経路は中国道~新名神~伊勢湾岸道~東名~新東名で新清水ICを下車し、R52を北上して奈良田。今のところこれが一番早いかなと思う。

21:30 頃奈良田第2駐車場着。思ったよりも車がある・・と言っても20台くらいか。このうち半分くらいは既に登ってる人たちだろうから明日登るのは残り半分くらいの人なのだろう。

ここまで無事に来れた(よしよし)、眠ろう・・・と思ったら、近くに飼ってる(?)大量の犬が一晩中吠えて寝れない(なんとかしてほしい)。


■ 8/21 山歩き 1日目
犬がうるさくて大して眠れず、ちょっと気持ち悪いが前回よりはマシ。食べないともたないので無理目に食べて(3時に出たいと思ってたけど)4:30出発、、、こっちから登る人はいないのか?他に準備してる人なし。



4:55 奈良田第一発電所バス亭前到着。トンネルに蓋がしてあった。

奈良田側の登り口は橋を渡って左に曲がる。しばらくアスファルトor砂利のくるま道。


5:10 くるま道歩きを半分ほどすぎたあたりで早くも山肌に日射しが、、、


5:25 くるま道終了、1個目の吊り橋。橋に続く登山道は右に、、、。吊り橋は大きくてしっかりしているようにみえるけど、構造的に吊り橋なのでボワンボワン揺れてちょっと気持ち悪いかも、、、。橋を渡ると登山道は右へ。

ここから山歩きのはじまり、、、


5:45 2個目の橋。橋の全容がわかる写真がなかったが、個人的には3個ある吊り橋の内、ここが一番雰囲気がよかったかな。


5:50 ほかの人のブログでよく見た早川水系発電所取水口。通り過ぎて振り返り撮影。歩きは写真左側。(思っていたよりも)小さくて静か、、、。それからほどなく3個目の吊り橋。橋長が短いせいか揺れの周波数が短めのように感じ、気持ち悪さは一番少なめに思う。登山道は吊り橋を渡って右(沢の上流)へ。


6:30 太古森沢にかかる橋。

ここから登山道は沢を離れて原生林の森歩き。大門沢小屋近くで再び沢に下りる。登山道にはルート沿いに赤い紐や石のペイントなどがあるのでこれらに注意すれば大丈夫だと思うが、古いペイントや踏み跡などでちょっとどっちかなと思うところもあった、、、大門沢小屋近くの沢でちょっとルートがわかりづらい。下り利用だと大門沢小屋から沢に下りて渡り返して山に上がる箇所を見落とさないよう注意が必要かもしれない。


8:20 大門沢小屋着。小屋横の眺望のあるテン場に行ってみると『富士山?』、、、富士山を見慣れてないのでこれだけでも嬉しい。

8:45 大沢門小屋出発。小屋裏の樹林帯の尾根を登って行く。天気がよく日射しがキツイので樹林帯歩きは嬉しい。


9:00 頃、山頂方向に見通しが利くところがあったので1枚(あの上まで行くんだな。先は長い)。ちなみに大門沢下降点の標高は 2825m くらいで、ここはハンディGPSの表示で標高1826m、地形図で1810m。ハンディGPSの縦方向の精度はそんなに高くないと聞くので、まぁこんなもんなんだろう。

9:50 頃、標高 2030m くらいで一旦沢に下りて東隣の尾根に乗る。しばらく日晒しの中の歩きで暑いがこの辺りまで来るとちょくちょく人に会う(ただし会うのは下りの人ばかりだけど)。

トラックログを見ると、この辺りから大門沢下降点あたりまでは随分地形図と違ったところを歩いていた模様(特にルートを外れてたとかではない)。多分地形図の登山道が廃道を引いているのだと思う。
↓ちなみにこんな感じ(直線的な縦の線は県境)


10:30 樹林帯に入って標高 2150m くらいで荷物を下ろして休憩、、、栄養補給を。

標高 2300m くらいからはこれまでの急登りに輪をかけた登りで高度はそれなりに上がるもののなかなか大門沢下降点には着かず我慢の時間帯。

ハイマツ帯に入って稜線が近づいていることを感じて若干安堵感。

さらに登って 13:25 やっと大門沢下降点着・・・誰も居ない。これ以降、大門沢下降点方向への登山者に一人も会わず、、、。


広河内岳側から農鳥岳方面

この時期の午後の稜線歩きは落雷に気をつけなければと、早くテン場につけるように思っていたけど、参考時間を見るとここから農鳥小屋まで 2:20。ここまでの疲れもあってきっとそんなにペースはあげれないだろうな、、、

広大な稜線、見渡す限り今この稜線に居るのは自分独り。いろんな思いはするが、何とも贅沢な気分だ。


農鳥岳に向かう途中、岩に咲いてる根性に惹かれて1枚

この山域の地図を切り出して入れたハンディGPSを持ち歩いているので、目の前の頂がニセかどうかはすぐにわかるため、『この登りで最後』みたいなのを励みにしてて裏切られる思いをしなくていいのも自分としては嬉しかったりするが、農鳥岳に向かう登りも結構ニセが続く、、、。


14:30 農鳥岳ホンモノピークの手前。ピークは写真真ん中よりちょっと左の標が立っているあたり。この辺なら風がよけられそうなのでビバーグ出来そう、、、。


西農鳥岳方面(左)から大門沢下降点方面(右) 180°パノラマ

この時間帯になるとガスで景観は望めず。


景観はないけど、他のブロガーさんの記事でなんども見たこの山頂碑。自分がそこに居るこのとに充実した気分に。1文字ずつが丸太の凝った作りだったのか。

5-6分滞在して西農鳥岳に向かい出発。


出発してすぐの下り。ガスがなかったらどんな風に見えるのか気になる、、、

無音の稜線をてくてく歩く。脚が疲れたら立ち止まって休憩、また歩く。

そんなことを繰り返していると前方に人がいるではないか!。しかも同じ農鳥小屋方向だ。荷物を下ろして休憩されたところに追いついて話してみると、これから5日間山歩きして夜叉神まで行くという(自分と違って彼のザックの大きさはホンモノだ)。

どうせおんなじところに行くのだし、ここから農鳥小屋まで一緒に行くことに。荷物が多い彼の方がペースがゆっくりなのでさらにペースダウン(笑)。

15:35 西農鳥岳着。山頂碑などはなかった(写真撮り忘れ)。


16:00 ガスの中に農鳥小屋が見えた。ここから 180m ほどの下り。

小屋までの下りで雷鳥がいた。


農鳥小屋まで一緒に歩いた青年ははじめて雷鳥を見たらしく喜んでいた。
(鳴き声がかわいいな)


16:30 農鳥小屋着。本日の歩き終了(なんとか1日目は予定をこなせた)、、、。

テン場に荷物を置いてテン場の手続きを、、、(なんでか猟犬みたいなのがいっぱいいる)。

最近の小綺麗な小屋スタッフしか知らない自分にとって、『これぞ小屋番なのか!』、、、という感じの肝のすわった感じのオヤジさんだった。ちなみにテン場は 500円 だった。

水場はテン場横から下って往復30分かかるがいい水が出ているという。明日の行動用も含めて今日の内に汲みに行く。水場までの道は整備されていていい意味で予想を裏切るものだったが、1日歩き通しのあとの自分には往復30分の言葉にウソはなかった。水は地形図で見ると本谷の水源あたりから引いているのだろうか、確かにいい水だった。


農鳥小屋から西農鳥岳方面


自分テント前から。富士山が見える(嬉しい)。今回もテントは張るのが面倒くさい Terra Nova Photon Elite。


西農鳥岳北西の尾根のむこうに富士山(山頂付近の雲が残念)。

長い歩きで疲れた。食欲はないけど食べないともたないのでムリ目に食べる。

満天の星空写真も撮れそうな夜になりそうだったけど明日朝が早い(予定)なので、気休めかもしれないが脚のマッサージをして19時頃眠る。

まだ先は長い(ブログ記事も長いけど、、、)



■ 8/22 山歩き 2日目
2:30 起床。2度寝。3:00起床。

ここまでガスを使ってないのでこのままではただの錘になってしまうからというわけではないけれど、温かいものを食べた方がいいかなと思って味噌汁をいれて、イワシ缶詰、食べ残しのコンビニおにぎりくらいで朝食を。

荷物をまとめ、テントは下山後干すので丸めてスタッフバックに放り込んで 3:50 出発、間ノ岳に向かう。

とても静かで早朝の空気が気持ちいい。


4:20 頃、早くも夜が明けてくる。雲海の中、富士山のシルエットに感動。


5:10 間ノ岳に向かう標高 3040m くらいから。富士山から西農鳥岳方面。小屋向こうの山肌のモルゲンロートがとてもきれい。


5:40 間ノ岳に向かう標高 3170m くらい。自分撮り。日が射すようになり暑い。


5:50 ここもなかなかホンモノが出てこなかったが、間ノ岳山頂が見えた(なんか盛り土のような山頂だな、、、)。


同じ場所から180°パノラマで。中白根山は右の方。

山頂は誰もおらず、早朝用の服から昼間用の服に着替えたりしていると、中白根山方面から人が。

程なくして登頂された方としばし会話させて頂き、写真を1枚撮って頂いた。




山頂付近から中白根山方面。

6:15 間ノ岳出発。

間ノ岳を過ぎて中白根山に向かっていると間ノ岳に向かって来る人に沢山出会う。間ノ岳に向かう登山者にとって前方から来る自分は確実に間ノ岳を踏んで来ているだろうということで『(とりあえず一応に一番近くに見えているピークをさして)間ノ岳はあれですか?』みたいな質問を何度もされたのだけれど『いえ、右の奥に少し見えているあれです』みたいに返すとだいたい「やれやれ」みたいな反応で、残念ながら元気をあげることは出来なかった(笑)、、、。


6:40 間ノ岳から中白根山の中間くらいから北岳方面。中白根山は左の方の山頂が穏やかな山。


7:05 中白根山着。


中白根山山頂から。富士山~間ノ岳方面(写っているのは多分手前の3055)

7:10 中白根山出発


北岳と北岳山荘が見えてきた。

7:35 北岳山荘到着。


北岳山荘東側から。北岳~富士山方面

大休憩。朝食にする、、、と言っても行動食だけど。
それと山バッジ購入、、、ちょっと考えたが「北岳」を買ってしまったからには登らねばならない。

トイレはなんだか過剰にハイテクな感じのするバイオトイレでチップ式。1回使用すると維持費に500円かかると書いてあるがさすがにトイレ1回500円は払えないので100円で勘弁してもらう(水分だけだし)。悪く言うつもりはないが、1回の使用で維持費500円かかるような運用設計なら、計画段階でもっと維持費のかからないものは考えられなかったのだろうか。農鳥小屋の寒いトイレとのギャップもありすぎて、環境云々なら同じだろうにこの差はいったい何なんだと考えさせられる。

ちょっとゆっくりしすぎたが、急がないといけないことに気づいた。

ここからのルートはトラバース分岐でザックをデポし、北岳ピストン、八本歯ノコルから大樺沢で広河原に下りる。それでも参考タイムを足すと 6時間 ほどになるから、14時半広河原発のバス時刻にはあまり余裕がない・・・というか、自分の脚で行けるのか、、、。

8:10 北岳山荘出発


1枚目、2枚目:最初はなだらかな稜線歩き
3枚目:トラバース分岐のちょっと手前、だいぶ勾配がついてきた。
4枚目:3枚目と同じ場所から富士山を(何回でも撮ってしまう)。
5枚目:3枚目と同じ場所から北岳山荘方面を。標高 2970mくらい。間ノ岳の方まで視界が利く。

8:40 トラバース分岐着。

ここでザックをデポして北岳に向かう。北岳登頂は時間がなければ止めておこうと思っていたが、行けそうだったら使おうと思ってトレラン靴を持ってきた(両足で600g、錘にならなくてよかった)。行くぜーっ!


1枚目:標高3030mくらい。前方はニセピーク。
2枚目:1枚目と同じ場所から北岳山荘方面を振り返って。
3枚目:1枚目のニセピークに近づいて。
4枚目:9:07 吊尾根分岐。
5枚目:標高 3170m くらい。見えてる奥がホンモノ山頂だったと思う
6枚目:5枚目と同じ場所から北岳山荘方面を振り返って。


9:25 北岳山頂着。


仙丈ヶ岳方面パノラマ



鳳凰三山方面パノラマ


富士山山頂付近はガスがかかってきた(残念)。

山頂で他の登山者の方とお互い写真を撮りあったが、自分の写真はもういいだろう(笑)。

9:35 北岳山頂出発。

9:55 トラバース分岐着、10:05 出発。ここから広河原までの参考時間で 4:10 、ぎりぎりいけるか、、、。

トラバース分岐からしばらくは岩を渡り歩くような歩き。


10:09 標高 2990m くらい。見通しの利くトラバース道。あんまり傾斜ないし気分よく進む。


10:15 標高 3015m くらい。この辺からこんな道がしばらく続く。見た目たよりなさそうだけどそうでもない。ただ、木製なので雨天時は気をつけないと滑るんじゃないかと思う。

谷に猿がいるのに気づく。1頭2頭ではない、相当数いる。こんな高いところなのに本来こんなところにいるのだろうか。他の動物に影響がなければいいのだが、、、。


10:20 標高 3010m くらいで周りの景色を。
富士山は雲に覆われてしまっている。
北岳山荘方面は間ノ岳が雲に覆われている。
歩いてきた道を振り返って上を仰ぎ見れば・・・見えてたら行くのを躊躇しそうな眺めだ。


10:25 標高 3015m くらい。吊尾根分岐に到着。キツそう・・・ここで吊尾根方面をチョイス出来る人はそう多くは居ないんじゃないだろうか、、、。

トラバース道はここまでで、ここからは尾根下りになる。


こんなところを下りてゆく。


しばらく下ったところでこんなところが、、、。『あれを登り返すのか!』


と思ったらコルが大樺沢方面の分岐だった(やれやれ)。

というわけで 10:45 大樺沢への分岐着。標高 2890m くらい。


分岐点から大樺沢方面。ここから谷の先まで下りないと行けない。

参考時間 3時間10分。14時前に着けるかも、、、。バスに乗れそうでちょっと安堵感。

最初は上の写真のような普通の登山道だが、このあとひたすら梯子が連続する。

途中登りの年配の方に尾根まではどれくらい?北岳山荘まではどれくらい?みたいな質問が、途中から世間話になって10分ほど話し込む、、、)


11:20 標高 2660m くらい。梯子セクション(苦笑)を終えて沢に下りたあたりで。北岳バッドレス(合ってるか?)


標高 2560m くらい。雪渓の上端

ここからの夏道歩きの下山はあまりにキツく、辛い歩きだったので下山まで写真がない。

又、この時は二俣付近は雪渓が残っていて、夏道から一度雪渓を渡らないと二俣より下の夏道に行けなかったが、結構危うい感じのスノーブリッジになっていてどうしようか悩んだ(時間ないのに)。

結局二俣到着 12:20。参考タイムはここから1時間50分なので14:10到着予定、、、。あんまし余裕ないので先を急ぎたいところだが、空腹でたまらず夏道の終わり付近でちょっと休憩。4分でチャージして出発。

ここからは前回海の日に来た時登りで使って知っている道だ。どんどん行く。

脚の感覚がちょっとバカになってきていて、不意のスリップダウンを何度かしてしまう。

白根御池と大樺沢の分岐まで来たらあともうちょっと、、、。


前回来た時に気に入った、分岐から5分ほど下りたところにある沢の水で顔を洗う(冷たくて気持ちいい)。

広河原山荘前 14:00。


橋を渡って北岳方面を。北岳方面はすっかりガスに包まれていた。

バス停 14:07 着(間に合った)。

やれやれ、危うかったが今回の山歩きはここで終了、、、。


■参考までに、、、
□ 今回の山歩きグラフ



□ 今回の地図とトラックログ(四角部分をクリックするとクリックした部分の拡大図が別画面で表示されます)




■ 番外編
前回の北岳では帰りに温泉入って帰ろうと思っていたらいつもは車に積んでいる「お風呂セット」がなく、入らずに帰ったが、今回はちゃんと用意してきた!向かったのは登山口に来る途中にあった「奈良田の里温泉」。ふんふん、水曜定休日・・・ん?下山日 8/22(水)、、、なんて不運。

仕方ないのでとりあえず街に戻る方向に車を走らせていると温泉発見。西山温泉「湯島の湯」というところ。



入浴料 500円だった。お湯は硫黄泉で、面白いのは横並びの洗い場の前が湯を張った樋のような感じになっていて、ここの湯を桶で汲んで手元の水栓で温度調節して使うようになっている。初めての体験で新鮮で面白かった。風呂は露天だけで、露天を囲む柵の向こうは川の流れる音が聞こえていた。



■ 後書きというか
・今回はなんとか予定通りに山歩きを終えることが出来たがなんとも忙しない。こんどは好天の稜線で座り込み、富士山を小一時間眺めながらお茶でも飲むくらいの余裕のある山行きがしたいなと思う。

・北岳山荘で農鳥小屋のバッチを買おうとしたら北岳・間ノ岳と一緒になっているのしかなくてそんなもんなんかと思って買ったけど、実は農鳥小屋には農鳥岳単独のバッチが売っていたことを、帰ってきてから知った(農鳥小屋に売店なんてあったっけ?)。・・・また行くのか?あそこまで、、、。


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