久しぶりに天気良さそうな週末が3連休なこともあって北ア南アあたりの山歩きがしたいと思っていましたが、木曜精神的にしんどいことがあり山行きの準備のことなど考える気になれないまま休みに突入。
家でゴロゴロしてましたが予報通りの晴天で家に居るのがもったいないくらいの天気に、山歩きに行きたい気持ちを捨てきれず、行けそうなところはないかなと考えていました。
いつも単独行なため、北ア南ア方面は往復一人運転する気になれることが前提ですが今からそんな気分になれず。
四国行こう、石鎚山に行こう・・・と決めたのは3連休2日目でした(遅)
■ 2014/09/13 移動 / 四国まで
山歩きは次の日と決めて初日は近くまで行ってキャンプすることにしました。
行き先は web で調べていい感じだった
姫鶴平キャンプ場。カルスト地形なところらしいです。
ナビが引いたルートは高速で本州から淡路島・四国に渡り、高知自動車道で須崎東ICまで行って後は下道で向かうような感じのルート。
本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋と淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋は長大な橋梁から眼下に海が見えて何度通っても飽きることがありません。四国に入ると高速は山間部が多かったり1車線の対面通行区間があったりで予定のICを16時頃OUT。
・・・が、ここで道なりに高架のバイパスのような道に入ってしまい、普通の下道に降りることができたのは大型スーパーとかが見えた街をずいぶん通り過ぎた後でした。
急ぎだったので食料現地調達の予定でしたがせっかく大型スーパーを見つけたのに入れず。給水所でドリンクを取り損ねたマラソンランナーはこんな気持ちなのかも、、、
以前の経験から四国の山間道は国道クラスでも離合困難なところがあると思っていたのもあって先を急ぎましたが、田舎方面に進みながら調達しないといけない場合はだいたい調達出来ない・・と思っていたらやっぱり調達出来ず、山行き用に買った古いストックを消費するため家から持ってきた少しの食料しかないことに、、、
※ ちなみに車のすれ違いのことをさして「離合」とは関西以西でしか言わないそうです
国道439から県道48に入った最初の方は特に狭くて対向車が来ないでほしいと願いたいところでした。
そして 17:30 頃姫鶴平到着、、、
■ キャンプ泊
トイレ・炊事棟に近い姫鶴荘近くの芝のサイトは混雑していました。久しぶりの純粋なキャンプだし、静かに過ごしたかったので、少し下ったグランドのサイトの中でも人気ない遠くの端に設営することにしました。
このときはそれほど風は強くありませんでしたが、事前の情報収集で姫鶴平は風力発電の風車もあるくらいで風が強そうなところだったので、天候含めていろいろチョイス出来るようテント2つ、オープンタープ3つ持ってきました。
日の入りまで時間ないのもありましたが、夜の間に風が強まると面倒なのと雨も降ってなかったのでタープは張らず、いざとなったら前室が使えるテントにしました。
※ 地味なマイサイト。クーラーボックスはウレタンマットが風で飛んでいかないよう重石なだけで中身は空(悲)
左端がマイサイト。
放牧してある牛がサイトとの境界の柵ぎりぎりまでやってきたりしてました。
静かに過ごしたいと言っていたのに久しぶりにWGのランタンを点けてみたくなりました。轟々と燃焼音が大きいです(汗)、、、
外の気温は13℃くらいでしたが、風があったので体感温度はもう少し低かったでしょう。
寝転がって星を眺めていましたが寒くなってきたのでテントに入ります。
放牧されている牛やその他音源不明な生き物の鳴き声が聞こえるのは別にいいのですが、その辺に居る気配を感じて落ち着きません、、、
そんなのに慣れた頃就寝(たぶん22時頃か)。
■ 2014/09/15 移動 / 石鎚山登山口の土小屋まで
6時半頃外に出てみると曇っています。この3連休は晴れマークのオンパレードじゃなかったのか、、、
姫鶴荘とすぐ近くの芝のサイト
8時前石鎚山登山口の土小屋に向かって出発。
石鎚山近くのキャンプ場と思っていましたが、ナビのルート検索で2時間くらいかかることがわかり凹みます。
姫鶴平から石鎚山への道も下界に下りるまでなかなかに幅員の狭いところでしたが・・・
国道33の久万高原町上黒岩の久万川と面河川の合流するあたりの御三戸嶽(軍艦岩)の景観に惹かれて車を降りて見に行ったり
面川ふるさとの駅でご飯を食べながら地元のお年寄りに石鎚山の話を聞いたり、なかなか登山口にたどり着きません、、、
面川ふるさとの駅からほどなく石鎚スカイラインに入って走っていると、ふと遠くに見えた山に「あれに違いない」というか「あれしかないだろう」という感じで石鎚山が見えてきました(たぶん、、、)。
(横着して車から)
10時半頃登山口の土小屋に到着しましたが、駐車場のキャパは結構あるものの人気の山なのか駐めるところがなく、しばらく空くのを待ってなんとか駐車完了、、、
■ 土小屋~石鎚山
10:50 頃出発
石鎚山は日本七霊山に数えられる山岳信仰の山らしいです。この時もほら貝の音が聞こえてきてなんだか神々しい感じがしました。
駐車場横の 石鎚神社 土小屋遥拝殿 の脇を通って登山に向かいます。ここを通らなくても後で車道に合流しますが、山頂近くの鎖場も行場として位置づけられているようなことを読んだので、なんとなく最初はここを通るのがよさそうな気がします。
車道を横切って登山道に入る手前にあった案内板を部分的に拡大。土小屋からのルートでは一ノ鎖は通りません。
上り始めは等高線を這うような穏やかなルートで、最初の30分ほどで登山口~石鎚神社の行程の4割くらいのところまで来れましたが、ガスに巻かれて全然眺望がなく、目的地に向かうだけの歩きになっています。
12:10 頃 二ノ鎖下 到着。
(写真は行きの同じ場所のは登山者が沢山写っているため下山時のものですが、行きも帰りもガスだらで似たような写真なので雰囲気は変わりません)
この時はここにトイレを建設中でした。
鳥居を抜けて少し上がったところに二ノ鎖と巻き道の分岐がありました。
鎖方面に向かいます。
二ノ鎖の手前に鳥居があり、やはりここは行場なのだと思いました。
鎖が太いです。二ノ鎖は 65m あるそうです。
上りはじめ、上り方向を。鎖は上り専用・下り専用になっていて、上の写真に写っているのは2本とも上り専用で、この右側に下り専用の鎖があります。
少し登ったところから登り口方向を。足がかからないスラブ状の大きな岩のところでは、鎖に三角の足場が付けられていました。
さらに少し登って上り方向を。
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(同じような写真が続くので中略)
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鎖が集まってきて、これを登ると
おっと終了。ですが、上の写真「通路」に向かうとすぐ
今度は細い鎖。「これが三ノ鎖?」
そんな筈ないだろうとは思いましたが、さっきのは二ノ鎖の続きで三ノ鎖はこちらした。
三ノ鎖 68m あるそうです。
真下から見上げるとこんな感じ。上の写真の他に右側にも鎖があります。登専用・下り専用があったかは、そういう記述は見なかったように記憶しています。
石鎚山の鎖は他の山岳地の鎖が補助的な意味合いをもつのと違い鎖自体を使って登るというような記事も見ましたが、確かにそんな感じです。
途中一段落できるところから更に少し登って、麓の方向を。
そこから上り方向。二ノ鎖より三ノ鎖の方が全体的に登りづらかったです。
鎖を登り切ると頂上社と頂上山荘のある山頂に出ました。(三ノ鎖の上端は写真で頂上社右側あたり)
鎖場は自分が触れた限りでは浮き石やすぐに落石が起きそうな感じはしませんでしたが上に人が居ると怖いです。
濃いガスで視界50mくらいでしょうか、、、
地図とコンパスで方向を確認したので間違ってない筈ですが・・・天狗岳はガスで全然見えず。
面川ふるさとの駅で買った炊き込みご飯のおにぎりを食べてガスが晴れるのを待ちます。
しばらく待っていましたがガスが晴れそうな見込みがありません・・というか余計酷くなった感じがします。
石鎚山に来たら楽しみに思っていた鎖場と天狗岳への稜線歩きでしたが、晴れていれば絶景なことがわかっているここで眺望が利かない歩きは面白くないので天狗岳はやめました。また来ることにします。
40分ほど滞在して 13:40 頃下山開始。帰りは鎖場はやめて巻き道にしました。
そういえば頂上山荘近くで休憩していたとき、トイレから戻ってきたと思われる人たちが「目が痛い」とか「体中に臭いがついてるみたい」とか言っていたので、山頂トイレはキツそうです。
web でよく見た巻き道。谷側に手摺がないのはこれも行場なの?、、、
立派な鉄製の道がつけられていて今は巻き道になっていますが、谷側は絶壁でこれがなかった頃はこちらも厳しい道だったのでしょう。
半分ほど下山した辺りでも濃いガスに覆われていて、相変わらず眺望がないのでスタコラ下りて
14:50 登山口に戻ってきました。登山口までガスっています。
山の眺望は残念でしたが久しぶりのキャンプと山歩きが出来たのでよかったと思い帰路につきます。
帰りの道もなかなか厳しいところでしたが、国道194に出て広い道になって緊張から解放されて安堵感の中見つけた立派そうな道の駅「
木の香」に引き込まれるように入ってみます。
木の香温泉 Webサイト
道中の看板には道の駅となっていましたが、宿泊施設メインのようなところでした。
温泉があったので入っていきます。
一風呂浴びて敷地内にあったレストランで「きじセット」・・・キジ肉なのか?
食事の後レストラン横のお土産コーナーでなんか買って帰ろうかと物色していると高知みやげが沢山・・・まだ高知だったの?、、、
しかし県境が入り組んでいるところだったので松山自動車道まではさほどかからず。
四国から淡路島本州と戻るにつれ、騒々しい日常に戻っていくのでした。
■ 歩きのグラフ
今まで見たことない形になりました(笑)、、、
■ トラックログとクリッカブルマップ
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