槍ヶ岳 2011/09
あれが最後かな
見上げると、そこには青い空とそこにたどりつけそうな梯子がそびえていた
段を踏み外して落ちたらタダではすむまい・・
風は冷たかった筈だがそんなことはもう忘れてしまっていた

見上げると、そこには青い空とそこにたどりつけそうな梯子がそびえていた
段を踏み外して落ちたらタダではすむまい・・
風は冷たかった筈だがそんなことはもう忘れてしまっていた

夏は忙しい・・毎年のジンクスだ。今年の夏も忙しかった。
積雪期の登山は行ったことがないので、自分が行きたいと思う信州近辺の山々はもう終わりが近づいている。
出来れば家族で登りたいと思っているいが、年々都合もつけにくくなる傾向にあり、調整が難しいのも悩みの種になってきている。
山の都合、家族の都合、ルートの調査や準備など、あまり時間もない・・・というわけで、今回の山行きは一人で行くことにした。
初めての単独山行きで少々心細いが、装備の軽量化や計画の自由度が高いなどもあるので、今回は歩行ペース、歩行距離など自分の能力を確かめたい。
行き先は、2泊3日で、マイカーで行く都合上登山口と下山口が同じで、時間の調整が煩わしいので駐車場から登山口近くまでバスなど別の交通機関を使う必要がない、コース・歩行時間などはチビ・ヨメを連れて行かないので無理が利く・・などから考えたがなかなかいい行程が浮かばず、そうこうしているうちに日が迫ってきたところ、他のブロガーさんの記事の行程がぴったりハマることから、今回はこの参考にしたブロガーさんの足跡を辿る山行き(笑)・・となった。
[ 今回の行程 ]
深夜移動で新穂高温泉へ。駐車場で仮眠
■1日目(9/17)
新穂高温泉~槍平小屋
■2日目(9/18)
槍平小屋~(千丈乗越を経て)~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋~(南岳新道を経て)~槍平小屋
■3日目(9/19)
槍平小屋~新穂高温泉。自宅へ
[ 深夜移動で新穂高温泉へ。駐車場で仮眠 ]
出発の頃台風15号16号が接近していて連休中全国的に大荒れの予報の中、とりあえず行ってみて無理そうだったら止めて帰ってこよう・・くらいの気持ちで家出発 9/16(金) 23時前
途中時折激しい雨に打たれながら4時前新穂高温泉の登山者用無料駐車場に到着。3連休の初日とあってここに停められるかが心配だったが台風の影響なのか7割くらいの入りか、、、とりあえず仮眠。
[ 1日目(9/17) : 新穂高温泉~槍平小屋 ]
眠たいはずなのに何度か目が覚めて、何度目かに目が覚めた時は6時半くらいだった。山行きの準備をして登山口に向かう(長距離移動と寝不足のせいもあってか結構遠く感じる)。
7:40 登山届けを出して「出発ーつ!」。

どんより、、、
新穂高ロープウェイ駅の横を抜けて進むと一般車の通行が禁止されている林道に入る。時折工事車両が通り過ぎていく以外は原生林の生い茂る日陰が心地よい静かな林道だ。
8:40 穂高平小屋前通過

9:25 白出沢出合に出る。ここで林道から分かれて本格的に登山道に入る。

登山道のはじめの頃。濡れた石もあるので滑らないよう注意が必要なものの、かわすのを諦めるような水たまりなどはなく歩きにくくはなかった。

合羽の下は急に脱いだり履いたりがしにくいのでゲイターと併せて履きっぱなしなのだが、上は着込むと暑くて歩きに支障があるので着てなかった。時々着ようかどうか迷う程度の降雨もあったが、今回は休憩がてらしばらく木の下でやり過ごす。
10:45 いくつかの小さな沢を経て滝谷出合に出た。写真手前、右側の滝谷出合に降りる手前に滝谷避難小屋がある(昼間でも薄暗い感じ)。


今日は普段より水かさが多いのだろうか。行き交う登山者はかなり上流まで行って対岸に渡っていたようだけど、今思えば滝谷出合の滝やその上流の雪渓を見るためだったのかもしれない。その時は対岸に渡ることしか考えてなかったためもっと下流で対岸に渡ったが、景観を楽しめばよかった。
滝谷出合を渡るとネットで見たことのある「藤木レリーフ」があった。

この辺までくると、登山道は石主体で斜度も上がってきたように感じる。
これまたネットで見たことのある石が出てきた。こういうところにあったのか、、、。

12:00 槍平小屋到着

道中、早めに着いたら今日中に槍ヶ岳の肩まで行って、1泊2日で行けるかも・・などと考えたけど、寝不足のせいか頭痛と疲労感(特に膝下)に加えて到着して程なく雨が本降りになってきたことで今日の幕営地をここに決める。
今回のテントはソロ用に購入していた Terra Nova Laser Photon Elite 廃盤(EOL) セール品。非自立型の一人用でダブルウォール構造。

元々はフットプリントなし、収納袋・1本1.5gの使えないペグありで 745g だったものを、普通に使えるペグ(8本で+74g)に交換+タイベック製自作フットプリント(+74g)+日本の山岳テン場向けにガイラインを全部引き直した(1.5mm→ダイニーマ製2.0mmx1.5m / +72g)状態で965gになった。
自立式でないこのテントは、標準で最大16本のガイラインが必要なはた迷惑なテントなのだが、石を兼用したことで石8個で固定できるようになった。
(購入編はこちら)

ちなみに、ガイラインはリフレクティブなので光を当てるとビガビガに光って、引っかけられなさそうで安心。
17:30頃 晩ご飯

この日はアルファ米おこわ、普通に売ってるレトルトカレー、カップヌードルリフィル。重たいが普通のレトルトカレーがおいしい。
ちなみにリフィルの器は湯沸かし用コッフェルと兼用なので、最初のお湯でアルファ米の仕込みとカップヌードルを食べ、カップヌードルの後再度湯沸かししてカレーを温めて熱々カレーを食べる予定だったが、先にカレーを温めてしまい、ちょっとガスを無駄に使う。

結局この日のテント泊は15張り程度だったように思う。
風はほとんどないが、テントに当たる雨音から結構降っているように思う。今日のテント、グランドシートのサイドのせり上がった部分は1cmくらいしかないので雨が大丈夫なのか心配なところ、、、。まぁ、裾部分の本体とフライの間が広めなので横なぐりの雨でなければ大丈夫か。イギリスも雨の多いところらしいので、大丈夫だろう・・と信用して(一応(一応))テント内にオールウェザーブランケットをサイドをせり上げて折って敷いておいた(ちょっと信用してない)。
明日の用意をして6時半頃には就寝
[ 2日目(9/18) : 槍平小屋~(千丈乗越を経て)~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋~(南岳新道を経て)~槍平小屋 ]
3:00 起床
早くに寝たせいか一発で起きれた。雨の音はしてない。テントも浸水してない。昨日の頭痛も直ったようだ、今日はイケる気がする。その辺のテントでも音がしていてぼちぼち行動開始のようだ。
朝食にする。この日の朝食はアルファ米の牛丼、サンマ缶、シジミ味噌汁。栄養素とか山行きの日の朝食に適当な食べ物とか、本当はそういうのを意識すべきなんだろうけどよくわかってない。何かいい本とかあればみてみたい、、、。

5時過ぎ。身支度をして外に出る。寒くはない。夜目が利かないため眼鏡+ヘッドライトで出発する、、、

と思って数分歩いたところでテント泊の「札」を回収ボックスに入れてくるのを忘れたことに気づいてテン場に戻る・・こういうのは疲れる、、、。
7時頃、森林限界を超えて千丈沢乗越分岐に到着、ちょっと休憩。朝の空気が気持ちいい。

多くの人はここからまっすぐ飛騨乗越(東方向)に向かうようだが、千丈沢乗越に向かうため来た道からだと90度左に折れるような感じで北方向に進む。飛騨沢を横切ったあとは千丈沢乗越まで一気に標高を上げる。
7:35 千丈沢乗越に到着。稜線に出ると風がかなりきつくて寒く感じる。腕時計の温度計では14℃だったけど、実際の温度と体感温度はもっと低かっただろう > ここで1枚着込む。この写真ではガスってるけど、東北東から北にかけての山々がとてもいい眺めだった。今は山の名前は知らないけど行けるならいつかこの稜線を伝って歩いてみたいと思った。

槍を目指して西鎌尾根を進むとあたりはだんだん岩場の様相が増してきて、槍ヶ岳の穂先に近づきつつある気になってくる。7:40頃前方の山の向こうから太陽が出る。

こんな風に文字で足跡を辿ると楽々行けてるような感じだが、千丈沢乗越分岐の前あたりから調子の悪さを感じていて、これはきっと高山病の兆候なんだろうなと思ながらの登りだった。個人差があると思うが自分は標高の高いところには弱い方なのだと思う、、、。
と、そんなことも道中思いながらつづら折りの道を登っていると
8:50 槍の穂先は突然現れた。

で、ほかの人の写真とか見てるとここからの槍ヶ岳はあんまし雄大さみたいなのを感じなかったのだけれど、こっちから登った人はここまで「あれ槍?」みたいな感じで槍ヶ岳の穂先を確信出来ないまま、ここで確信して写真撮りたくなるんだろうな。と、行ってみて思った。

(この時は気がつかなかったが、頭が風で凄いことになってた模様、、、photo by 一緒に登ったおじさん)
※ 一緒に登ったおじさん : 前日滝谷で沢を渡るのにどこから渡ろうかと考えていたおじさんが居て一緒に沢を渡ったのだが、昨日は槍平小屋に泊まっていたらしく今朝偶然出合って槍ヶ岳まで一緒に登ってきた
槍ヶ岳山頂へ
9時すぎ槍ヶ岳山頂に向かう。混雑時には登って降りてくるのに2時間かかるという記事を見たことがあるので後の予定が心配だったが、この日は前に一組パーティがいたものの混雑なく20分くらいで登れた。この日の山頂付近はガスもなく、槍ヶ岳登頂と眺望が満喫出来た。人も少なかったので山頂でそこそこゆっくりし、槍ヶ岳山荘に10時過ぎに戻ってきた。
■ 写真 : 槍ヶ岳山荘付近から
左:槍ヶ岳 右:北北東方向


9/18 10:25ごろの槍ヶ岳山荘前あたり。台風の影響か人少なめ


■ 写真 : 槍ヶ岳登り中~山頂
左:登頂中(たぶん北北東方向) 右:山頂で / photo by 一緒に登ったおじさん


左:山頂から大喰岳・中岳・南岳方面 右:山頂から南東方向。中央は富士山


山小屋でバッチ購入 > 帰ってチビに見せびらかし「あげてもいいけどもらった人はお山登るんやでー」と言ってみたが、そのバッチは今自分の机の上にある(ちょっと寂しい)。
10時半頃、槍ヶ岳山荘前を出発する。
これから向かう大喰岳(3101m)

ここまで一緒に登ってきたおじさんは今日ふもとまで降りるので、撮った写真を送る約束をして、おじさんは飛騨乗越から新穂高方面へ、自分は大喰岳方面へと分かれた。
大喰岳の途中から振り返って見る槍ヶ岳方面

11:05 大喰岳山頂付近に到達するもどこが山頂だかよくわからず。
左:写真は全体的にフラットな山頂付近から槍ヶ岳方面 右:大喰岳から中岳方面


※ 帰ってちゃんと地図を見たら登山道をちょっと東に外れたところが山頂になっていた。
(地形図も割と実際と違ってることがあるので合ってないかもだけど)
大喰岳を下って次の中岳(3084m)に向かう。

山肌がなんか壁みたい。いやな予感、、、
と思ってたら、、、

ここでちょっと休憩して振り返り、再び槍を

梯子を上がって程なく中岳山頂

時刻は12:05 体調があまりよくないのと足取りが重く、参考タイムからだいぶおいて行かれる。この先が気になるが、東側は↓こんな感じの眺望がずーっと続く(右の方のは常念岳かな)。

左:これから向かう南岳(3032m)方面 右:中岳を降りて南岳に向かう途中振り返って中岳~槍ヶ岳方面


中岳の下りは登ってきた北側の険しい斜面と違って斜面一帯が岩の積み重なった特徴的なもので、同じ山でありながらこれほど違いがあるの不思議で興味深い。
※ 気になって調べてみたらこういうのは「周氷河地形」というものらしく、岩の間に入った水が凍結と融解を繰り返すことで岩を砕いて今のような姿になったとかで、氷河期の頃に形成されたものなのだそうだ、、、
中岳を降り、南岳まで手前までは比較的なだらかな登りが続く快適な歩行ルート(ただし調子がよかったら)。
南岳から槍平小屋に下りるルートは事前の情報収集で(いろんな意味で)大変なルートとわかっていたのだが、南岳に向かう途中、その発端を見てしまう・・・

我が家(槍平小屋テン場)はこんなにも遠い、、、
13:45 やっとで南岳山頂到着。


せっかくなので三角点に触れていく

既に1日の最長歩行時間を更新し続けながらの山行きでだいぶ疲れてはいるものの、これ以降基本登りはない筈・・という安堵感を感じつつ、南岳から南岳小屋への緩い斜面を惰性で降りていく。
本当はお昼は小屋で食べることで荷物を軽くしようと考えていたのだけれど、体調もよくない(気分も悪いし)ので出来るだけ体を休めて食べ物は行動食で済ませることに。
それにしても小屋の上の風力発電のプロペラの勢いと音が凄い。小屋前のテン場はテントの周りに石で壁が作ってあるから風は相当なのだろう。
14:30 こんなに休む予定ではなかったけどだいぶ楽になった気がする。ソロだとなんかあった時のことを思うとやはり不安に思う。雲が増えてきたようにも思う。安全に先を急ぐ。
南岳新道の降り始め

降り始めてすぐ南側に威圧感のある山肌を感じて確認してみると大キレットだった。気がつかなかった、、、

こんなところを自分が歩くことがあるのだろうか
槍ヶ岳に登ることはないだろうと思っていた自分がここにいるのだから
この先この大キレットを歩く自分がいるかもしれない
(などと思いつつ)道は急な下りを過ぎると岩の斜面をつづら折りに下り、やがて南側の尾根に乗る。




かなり幅が狭い尾根には木道が敷かれ、尾根の両側はかなりの絶景なのだが、事故になると困るので要らんことは出来るだけしないようにしようとあまり写真は撮ってない。

たぶん上の写真の先からだと思うのだが、、、こんなところにいてあんなところに帰れるのか、、、と不安に思った1枚

小屋が全然近寄ってこないのを見る度辛くなる南岳新道で、相変わらずの急斜面を慎重に下っていると、なんかあれ顔っぽいなぁと思って

さらに下って見てみて

ゴルゴ岩(?)
ここから写真は撮ってない(疲れもあるし、陽が落ちるまでに戻れるか不安だったので出来るだけ先を急いだ、、、)
17:15 槍平小屋到着

結局 南岳~槍平小屋までの間
誰にも出会わず、誰にも抜かれず、誰も抜かなかった、、、そして道中一人きり
最後の方は沢で足をひねってしまいそうになったり、かなり疲れてしまったが、何とか日が暮れる前に戻ることが出来た。


南岳新道を振り返ってみると、登山道は改修してる箇所もあるものの追いついてない感じで、全体的に荒れているという感じだった。壊れかけの梯子も多く、登山道に占める石道の割合も多いように思う。ただ、そうはいうものの森林帯より上のエリアの景観はすばらしく、時間に余裕があればもっと写真を撮りながら歩きたかった。
18時過ぎ 晩ご飯

食べるよりもとにかく休みたい。そう思ってテントで横になっていたものの、陽が落ちてからだといろいろ面倒かなと思い直して、無理してでも陽のあるうちに食べておくことに。
昨日とあまり変わってなくて、カップヌードルリフィルがどんべいに、レトルトが親子丼に変わっただけ。
今のうちに出来る撤収の準備をして19時半頃寝る。
[ 3日目(9/19) : 槍平小屋~新穂高温泉。自宅へ ]
3:00 起床
今日は下山して帰るだけなのでゆっくり目の準備をして朝食を摂る。写真を撮ってないが、大したものは食べてない。簡単に言えば昨日と同じだから(内容的には)、、、。
この時間の朝撤収でテントが乾くわけないので夜露だらけのテントは水気を払って袋に詰め込んでさっさと撤収する。

今回は今家にあるもので出来るだけ軽くコンパクトにパッキングしたかったので、GRANITE GEAR の Virga で来たのだが、ザックをチョイスする際は容量と重さの両面で考えないといけないことを感じることとなってしまった。今回の山行きでは容量的には収まったのだが、 Virga をチョイスするためにはもっと軽くする必要があった。Virga が想定するULパッキングではきっと腰で荷重を支える要素はあまり重要ではないのだろう、腰ベルトは腰で荷重を支えるというよりもブレ止めと思った方がよさそうだ。
5:50 夜目は利かないが山歩き中眼鏡をしたくないので、明るくなってから槍平小屋を出る。

7:40頃 白出沢出合
9:00頃 新穂高着

下山届けを出して自販機で冷えた飲み物を買う。無理目の早足で下山してきたせいもあって登山者用無料駐車場に向かう下りがキツイ。
(あって当たり前だが)駐車場の自分の車を見つけた時は嬉しかった。
車の横に座り込み、登山靴をサンダルに履き替えて冷えた飲み物を飲む。
落ち着いたところでロープウェイ乗り場の近くにあった「奥飛騨の湯」に入った。
風呂に入ってさっぱりしたところで帰路につく。ナビの地図が古いせいか、高山清見道路の開通済みの区間を高山西までと思って高山西ICに連れて行かれたのだが、インターに入る手前に道の駅「ななもり」を発見。


お昼時ということもあり、高速にのる前にご飯食べときたいのでここにあったご飯やさん「レストラン味彩七杜」に入る・・・が、ここはいい意味で期待を裏切られた。もちろん基本がっつり系チョイスなものの山行き中全然食べてなかった野菜が食べたかったのだが、定食のメインプレートに盛られた野菜の新鮮さと盛りのきれいさが嬉しくて、これからこっち方面に来たときはご贔屓にしたい。
13時頃 高山西IC IN
16時半頃 近所の公園でテントの水気を取り、無事帰宅、、、
初めてのソロ山行き、初めての3000m超山行き、初めての縦走
反省点も多いと思ったけど、帰ってきたばかりだけど、もう1回くらい行けたらいいな(今シーズン)。
今回の地図

積雪期の登山は行ったことがないので、自分が行きたいと思う信州近辺の山々はもう終わりが近づいている。
出来れば家族で登りたいと思っているいが、年々都合もつけにくくなる傾向にあり、調整が難しいのも悩みの種になってきている。
山の都合、家族の都合、ルートの調査や準備など、あまり時間もない・・・というわけで、今回の山行きは一人で行くことにした。
初めての単独山行きで少々心細いが、装備の軽量化や計画の自由度が高いなどもあるので、今回は歩行ペース、歩行距離など自分の能力を確かめたい。
行き先は、2泊3日で、マイカーで行く都合上登山口と下山口が同じで、時間の調整が煩わしいので駐車場から登山口近くまでバスなど別の交通機関を使う必要がない、コース・歩行時間などはチビ・ヨメを連れて行かないので無理が利く・・などから考えたがなかなかいい行程が浮かばず、そうこうしているうちに日が迫ってきたところ、他のブロガーさんの記事の行程がぴったりハマることから、今回はこの参考にしたブロガーさんの足跡を辿る山行き(笑)・・となった。
[ 今回の行程 ]
深夜移動で新穂高温泉へ。駐車場で仮眠
■1日目(9/17)
新穂高温泉~槍平小屋
■2日目(9/18)
槍平小屋~(千丈乗越を経て)~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋~(南岳新道を経て)~槍平小屋
■3日目(9/19)
槍平小屋~新穂高温泉。自宅へ
[ 深夜移動で新穂高温泉へ。駐車場で仮眠 ]
出発の頃台風15号16号が接近していて連休中全国的に大荒れの予報の中、とりあえず行ってみて無理そうだったら止めて帰ってこよう・・くらいの気持ちで家出発 9/16(金) 23時前
途中時折激しい雨に打たれながら4時前新穂高温泉の登山者用無料駐車場に到着。3連休の初日とあってここに停められるかが心配だったが台風の影響なのか7割くらいの入りか、、、とりあえず仮眠。
[ 1日目(9/17) : 新穂高温泉~槍平小屋 ]
眠たいはずなのに何度か目が覚めて、何度目かに目が覚めた時は6時半くらいだった。山行きの準備をして登山口に向かう(長距離移動と寝不足のせいもあってか結構遠く感じる)。
7:40 登山届けを出して「出発ーつ!」。

どんより、、、
新穂高ロープウェイ駅の横を抜けて進むと一般車の通行が禁止されている林道に入る。時折工事車両が通り過ぎていく以外は原生林の生い茂る日陰が心地よい静かな林道だ。
8:40 穂高平小屋前通過

9:25 白出沢出合に出る。ここで林道から分かれて本格的に登山道に入る。

登山道のはじめの頃。濡れた石もあるので滑らないよう注意が必要なものの、かわすのを諦めるような水たまりなどはなく歩きにくくはなかった。

合羽の下は急に脱いだり履いたりがしにくいのでゲイターと併せて履きっぱなしなのだが、上は着込むと暑くて歩きに支障があるので着てなかった。時々着ようかどうか迷う程度の降雨もあったが、今回は休憩がてらしばらく木の下でやり過ごす。
10:45 いくつかの小さな沢を経て滝谷出合に出た。写真手前、右側の滝谷出合に降りる手前に滝谷避難小屋がある(昼間でも薄暗い感じ)。


今日は普段より水かさが多いのだろうか。行き交う登山者はかなり上流まで行って対岸に渡っていたようだけど、今思えば滝谷出合の滝やその上流の雪渓を見るためだったのかもしれない。その時は対岸に渡ることしか考えてなかったためもっと下流で対岸に渡ったが、景観を楽しめばよかった。
滝谷出合を渡るとネットで見たことのある「藤木レリーフ」があった。

この辺までくると、登山道は石主体で斜度も上がってきたように感じる。
これまたネットで見たことのある石が出てきた。こういうところにあったのか、、、。

12:00 槍平小屋到着

道中、早めに着いたら今日中に槍ヶ岳の肩まで行って、1泊2日で行けるかも・・などと考えたけど、寝不足のせいか頭痛と疲労感(特に膝下)に加えて到着して程なく雨が本降りになってきたことで今日の幕営地をここに決める。
今回のテントはソロ用に購入していた Terra Nova Laser Photon Elite 廃盤(EOL) セール品。非自立型の一人用でダブルウォール構造。

元々はフットプリントなし、収納袋・1本1.5gの使えないペグありで 745g だったものを、普通に使えるペグ(8本で+74g)に交換+タイベック製自作フットプリント(+74g)+日本の山岳テン場向けにガイラインを全部引き直した(1.5mm→ダイニーマ製2.0mmx1.5m / +72g)状態で965gになった。
自立式でないこのテントは、標準で最大16本のガイラインが必要なはた迷惑なテントなのだが、石を兼用したことで石8個で固定できるようになった。
(購入編はこちら)

ちなみに、ガイラインはリフレクティブなので光を当てるとビガビガに光って、引っかけられなさそうで安心。
17:30頃 晩ご飯

この日はアルファ米おこわ、普通に売ってるレトルトカレー、カップヌードルリフィル。重たいが普通のレトルトカレーがおいしい。
ちなみにリフィルの器は湯沸かし用コッフェルと兼用なので、最初のお湯でアルファ米の仕込みとカップヌードルを食べ、カップヌードルの後再度湯沸かししてカレーを温めて熱々カレーを食べる予定だったが、先にカレーを温めてしまい、ちょっとガスを無駄に使う。

結局この日のテント泊は15張り程度だったように思う。
風はほとんどないが、テントに当たる雨音から結構降っているように思う。今日のテント、グランドシートのサイドのせり上がった部分は1cmくらいしかないので雨が大丈夫なのか心配なところ、、、。まぁ、裾部分の本体とフライの間が広めなので横なぐりの雨でなければ大丈夫か。イギリスも雨の多いところらしいので、大丈夫だろう・・と信用して(一応(一応))テント内にオールウェザーブランケットをサイドをせり上げて折って敷いておいた(ちょっと信用してない)。
明日の用意をして6時半頃には就寝
[ 2日目(9/18) : 槍平小屋~(千丈乗越を経て)~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋~(南岳新道を経て)~槍平小屋 ]
3:00 起床
早くに寝たせいか一発で起きれた。雨の音はしてない。テントも浸水してない。昨日の頭痛も直ったようだ、今日はイケる気がする。その辺のテントでも音がしていてぼちぼち行動開始のようだ。
朝食にする。この日の朝食はアルファ米の牛丼、サンマ缶、シジミ味噌汁。栄養素とか山行きの日の朝食に適当な食べ物とか、本当はそういうのを意識すべきなんだろうけどよくわかってない。何かいい本とかあればみてみたい、、、。

5時過ぎ。身支度をして外に出る。寒くはない。夜目が利かないため眼鏡+ヘッドライトで出発する、、、

と思って数分歩いたところでテント泊の「札」を回収ボックスに入れてくるのを忘れたことに気づいてテン場に戻る・・こういうのは疲れる、、、。
7時頃、森林限界を超えて千丈沢乗越分岐に到着、ちょっと休憩。朝の空気が気持ちいい。

多くの人はここからまっすぐ飛騨乗越(東方向)に向かうようだが、千丈沢乗越に向かうため来た道からだと90度左に折れるような感じで北方向に進む。飛騨沢を横切ったあとは千丈沢乗越まで一気に標高を上げる。
7:35 千丈沢乗越に到着。稜線に出ると風がかなりきつくて寒く感じる。腕時計の温度計では14℃だったけど、実際の温度と体感温度はもっと低かっただろう > ここで1枚着込む。この写真ではガスってるけど、東北東から北にかけての山々がとてもいい眺めだった。今は山の名前は知らないけど行けるならいつかこの稜線を伝って歩いてみたいと思った。

槍を目指して西鎌尾根を進むとあたりはだんだん岩場の様相が増してきて、槍ヶ岳の穂先に近づきつつある気になってくる。7:40頃前方の山の向こうから太陽が出る。

こんな風に文字で足跡を辿ると楽々行けてるような感じだが、千丈沢乗越分岐の前あたりから調子の悪さを感じていて、これはきっと高山病の兆候なんだろうなと思ながらの登りだった。個人差があると思うが自分は標高の高いところには弱い方なのだと思う、、、。
と、そんなことも道中思いながらつづら折りの道を登っていると
8:50 槍の穂先は突然現れた。

で、ほかの人の写真とか見てるとここからの槍ヶ岳はあんまし雄大さみたいなのを感じなかったのだけれど、こっちから登った人はここまで「あれ槍?」みたいな感じで槍ヶ岳の穂先を確信出来ないまま、ここで確信して写真撮りたくなるんだろうな。と、行ってみて思った。

(この時は気がつかなかったが、頭が風で凄いことになってた模様、、、photo by 一緒に登ったおじさん)
※ 一緒に登ったおじさん : 前日滝谷で沢を渡るのにどこから渡ろうかと考えていたおじさんが居て一緒に沢を渡ったのだが、昨日は槍平小屋に泊まっていたらしく今朝偶然出合って槍ヶ岳まで一緒に登ってきた
槍ヶ岳山頂へ
9時すぎ槍ヶ岳山頂に向かう。混雑時には登って降りてくるのに2時間かかるという記事を見たことがあるので後の予定が心配だったが、この日は前に一組パーティがいたものの混雑なく20分くらいで登れた。この日の山頂付近はガスもなく、槍ヶ岳登頂と眺望が満喫出来た。人も少なかったので山頂でそこそこゆっくりし、槍ヶ岳山荘に10時過ぎに戻ってきた。
■ 写真 : 槍ヶ岳山荘付近から
左:槍ヶ岳 右:北北東方向


9/18 10:25ごろの槍ヶ岳山荘前あたり。台風の影響か人少なめ


■ 写真 : 槍ヶ岳登り中~山頂
左:登頂中(たぶん北北東方向) 右:山頂で / photo by 一緒に登ったおじさん


左:山頂から大喰岳・中岳・南岳方面 右:山頂から南東方向。中央は富士山


山小屋でバッチ購入 > 帰ってチビに見せびらかし「あげてもいいけどもらった人はお山登るんやでー」と言ってみたが、そのバッチは今自分の机の上にある(ちょっと寂しい)。
10時半頃、槍ヶ岳山荘前を出発する。
これから向かう大喰岳(3101m)

ここまで一緒に登ってきたおじさんは今日ふもとまで降りるので、撮った写真を送る約束をして、おじさんは飛騨乗越から新穂高方面へ、自分は大喰岳方面へと分かれた。
大喰岳の途中から振り返って見る槍ヶ岳方面

11:05 大喰岳山頂付近に到達するもどこが山頂だかよくわからず。
左:写真は全体的にフラットな山頂付近から槍ヶ岳方面 右:大喰岳から中岳方面


※ 帰ってちゃんと地図を見たら登山道をちょっと東に外れたところが山頂になっていた。
(地形図も割と実際と違ってることがあるので合ってないかもだけど)
大喰岳を下って次の中岳(3084m)に向かう。

山肌がなんか壁みたい。いやな予感、、、
と思ってたら、、、

ここでちょっと休憩して振り返り、再び槍を

梯子を上がって程なく中岳山頂

時刻は12:05 体調があまりよくないのと足取りが重く、参考タイムからだいぶおいて行かれる。この先が気になるが、東側は↓こんな感じの眺望がずーっと続く(右の方のは常念岳かな)。

左:これから向かう南岳(3032m)方面 右:中岳を降りて南岳に向かう途中振り返って中岳~槍ヶ岳方面


中岳の下りは登ってきた北側の険しい斜面と違って斜面一帯が岩の積み重なった特徴的なもので、同じ山でありながらこれほど違いがあるの不思議で興味深い。
※ 気になって調べてみたらこういうのは「周氷河地形」というものらしく、岩の間に入った水が凍結と融解を繰り返すことで岩を砕いて今のような姿になったとかで、氷河期の頃に形成されたものなのだそうだ、、、
中岳を降り、南岳まで手前までは比較的なだらかな登りが続く快適な歩行ルート(ただし調子がよかったら)。
南岳から槍平小屋に下りるルートは事前の情報収集で(いろんな意味で)大変なルートとわかっていたのだが、南岳に向かう途中、その発端を見てしまう・・・

我が家(槍平小屋テン場)はこんなにも遠い、、、
13:45 やっとで南岳山頂到着。


せっかくなので三角点に触れていく

既に1日の最長歩行時間を更新し続けながらの山行きでだいぶ疲れてはいるものの、これ以降基本登りはない筈・・という安堵感を感じつつ、南岳から南岳小屋への緩い斜面を惰性で降りていく。
本当はお昼は小屋で食べることで荷物を軽くしようと考えていたのだけれど、体調もよくない(気分も悪いし)ので出来るだけ体を休めて食べ物は行動食で済ませることに。
それにしても小屋の上の風力発電のプロペラの勢いと音が凄い。小屋前のテン場はテントの周りに石で壁が作ってあるから風は相当なのだろう。
14:30 こんなに休む予定ではなかったけどだいぶ楽になった気がする。ソロだとなんかあった時のことを思うとやはり不安に思う。雲が増えてきたようにも思う。安全に先を急ぐ。
南岳新道の降り始め

降り始めてすぐ南側に威圧感のある山肌を感じて確認してみると大キレットだった。気がつかなかった、、、

こんなところを自分が歩くことがあるのだろうか
槍ヶ岳に登ることはないだろうと思っていた自分がここにいるのだから
この先この大キレットを歩く自分がいるかもしれない
(などと思いつつ)道は急な下りを過ぎると岩の斜面をつづら折りに下り、やがて南側の尾根に乗る。




かなり幅が狭い尾根には木道が敷かれ、尾根の両側はかなりの絶景なのだが、事故になると困るので要らんことは出来るだけしないようにしようとあまり写真は撮ってない。

たぶん上の写真の先からだと思うのだが、、、こんなところにいてあんなところに帰れるのか、、、と不安に思った1枚

小屋が全然近寄ってこないのを見る度辛くなる南岳新道で、相変わらずの急斜面を慎重に下っていると、なんかあれ顔っぽいなぁと思って

さらに下って見てみて

ゴルゴ岩(?)
ここから写真は撮ってない(疲れもあるし、陽が落ちるまでに戻れるか不安だったので出来るだけ先を急いだ、、、)
17:15 槍平小屋到着

結局 南岳~槍平小屋までの間
誰にも出会わず、誰にも抜かれず、誰も抜かなかった、、、そして道中一人きり
最後の方は沢で足をひねってしまいそうになったり、かなり疲れてしまったが、何とか日が暮れる前に戻ることが出来た。


南岳新道を振り返ってみると、登山道は改修してる箇所もあるものの追いついてない感じで、全体的に荒れているという感じだった。壊れかけの梯子も多く、登山道に占める石道の割合も多いように思う。ただ、そうはいうものの森林帯より上のエリアの景観はすばらしく、時間に余裕があればもっと写真を撮りながら歩きたかった。
18時過ぎ 晩ご飯

食べるよりもとにかく休みたい。そう思ってテントで横になっていたものの、陽が落ちてからだといろいろ面倒かなと思い直して、無理してでも陽のあるうちに食べておくことに。
昨日とあまり変わってなくて、カップヌードルリフィルがどんべいに、レトルトが親子丼に変わっただけ。
今のうちに出来る撤収の準備をして19時半頃寝る。
[ 3日目(9/19) : 槍平小屋~新穂高温泉。自宅へ ]
3:00 起床
今日は下山して帰るだけなのでゆっくり目の準備をして朝食を摂る。写真を撮ってないが、大したものは食べてない。簡単に言えば昨日と同じだから(内容的には)、、、。
この時間の朝撤収でテントが乾くわけないので夜露だらけのテントは水気を払って袋に詰め込んでさっさと撤収する。

今回は今家にあるもので出来るだけ軽くコンパクトにパッキングしたかったので、GRANITE GEAR の Virga で来たのだが、ザックをチョイスする際は容量と重さの両面で考えないといけないことを感じることとなってしまった。今回の山行きでは容量的には収まったのだが、 Virga をチョイスするためにはもっと軽くする必要があった。Virga が想定するULパッキングではきっと腰で荷重を支える要素はあまり重要ではないのだろう、腰ベルトは腰で荷重を支えるというよりもブレ止めと思った方がよさそうだ。
5:50 夜目は利かないが山歩き中眼鏡をしたくないので、明るくなってから槍平小屋を出る。

7:40頃 白出沢出合
9:00頃 新穂高着

下山届けを出して自販機で冷えた飲み物を買う。無理目の早足で下山してきたせいもあって登山者用無料駐車場に向かう下りがキツイ。
(あって当たり前だが)駐車場の自分の車を見つけた時は嬉しかった。
車の横に座り込み、登山靴をサンダルに履き替えて冷えた飲み物を飲む。
落ち着いたところでロープウェイ乗り場の近くにあった「奥飛騨の湯」に入った。
風呂に入ってさっぱりしたところで帰路につく。ナビの地図が古いせいか、高山清見道路の開通済みの区間を高山西までと思って高山西ICに連れて行かれたのだが、インターに入る手前に道の駅「ななもり」を発見。


お昼時ということもあり、高速にのる前にご飯食べときたいのでここにあったご飯やさん「レストラン味彩七杜」に入る・・・が、ここはいい意味で期待を裏切られた。もちろん基本がっつり系チョイスなものの山行き中全然食べてなかった野菜が食べたかったのだが、定食のメインプレートに盛られた野菜の新鮮さと盛りのきれいさが嬉しくて、これからこっち方面に来たときはご贔屓にしたい。
13時頃 高山西IC IN
16時半頃 近所の公園でテントの水気を取り、無事帰宅、、、
初めてのソロ山行き、初めての3000m超山行き、初めての縦走
反省点も多いと思ったけど、帰ってきたばかりだけど、もう1回くらい行けたらいいな(今シーズン)。
今回の地図

蒼き水と巨巌の谷 大杉渓谷~大台ケ原
曽爾高原2016
隠岐 西ノ島 / 摩天崖~国賀浜 ハイキング
中房温泉~上高地 縦走 その3/残りは今度来たときに
中房温泉~上高地 縦走 その2/これではいけない
中房温泉~上高地 縦走 その1/遠い大天荘
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この記事へのコメント
こんにちは。
槍ヶ岳登頂、おめでとうございます。
私も今年の7月3連休に同じ工程で槍平をベースに槍ヶ岳に登りました。
槍へ登頂した時の感動を思い出しますね。
3,000m越えの縦走も良かったです。
そして、あの「南岳新道」の下りの辛さも思い出します...もうあそこは下りたくないですよ~。
これからも日本の名峰へ挑んでください!
槍ヶ岳登頂、おめでとうございます。
私も今年の7月3連休に同じ工程で槍平をベースに槍ヶ岳に登りました。
槍へ登頂した時の感動を思い出しますね。
3,000m越えの縦走も良かったです。
そして、あの「南岳新道」の下りの辛さも思い出します...もうあそこは下りたくないですよ~。
これからも日本の名峰へ挑んでください!
》PALOMONさん。コメントありがとうございます。
『同じルート』・・参考にさせて頂いたのはPALOMONさんの記事でした(いつも読み逃げばかりですみません) 》 次は北岳に行ってみたいと思いました(汗)
『同じルート』・・参考にさせて頂いたのはPALOMONさんの記事でした(いつも読み逃げばかりですみません) 》 次は北岳に行ってみたいと思いました(汗)