再訪 白馬岳~唐松岳 その2(初めてのノンアルビール)
2013/09/22-23 猿倉~村営頂上宿舎~不帰ノ嶮~唐松岳~八方池山荘
参考:
1日目:猿倉~村営頂上宿舎
歩行距離 約7.2km、標高差 1468m(累積標高 +1468m, -0m)、時間 約6h30m
2日目:村営頂上宿舎~不帰ノ嶮~唐松岳~八方池山荘
歩行距離 約16.2km、標高差 -889m(累積標高 +1427m, -2316m)、時間 約11h20m
※ 所要時間には休憩・停止時間含む
参加 自分だけ

2日目
参考:
1日目:猿倉~村営頂上宿舎
歩行距離 約7.2km、標高差 1468m(累積標高 +1468m, -0m)、時間 約6h30m
2日目:村営頂上宿舎~不帰ノ嶮~唐松岳~八方池山荘
歩行距離 約16.2km、標高差 -889m(累積標高 +1427m, -2316m)、時間 約11h20m
※ 所要時間には休憩・停止時間含む
参加 自分だけ

2日目
■ 二日目:村営頂上宿舎~不帰ノ嶮~唐松岳~八方池山荘~八方第5駐車場
目が覚めると3時半、天候は問題なさそうです。
半分シュラフに入ったまま座って手の届く範囲でお湯を沸かしたり朝ご飯を食べたりと、一人用テントの居心地は横着者には快適です。
周りでどんどん早立ちしていく人たちの音が聞こえてくる中、早朝の歩き用に一枚着込んでテントを撤収し、4:50 頃頂上宿舎出発。
テン場からすぐの稜線まで上がると丸山方面に向かう人、白馬山荘の方からやってくる人のライトが光っています。
歩いてすぐの丸山ではご来光目当ての人が既に数人居ました。
自分の脚では杓子岳の日の出には間に合いそうにありませんが先に進みます。

丸山の少し先で
丸山と杓子岳のコルを過ぎたあたりで日の出になったようです。初めてなので杓子岳は巻かずに登ります。

杓子岳への登り途中から白馬岳方面

杓子岳頂上で。

日の差す角度が浅いので雲に陰が出来てとても立体的です。

杓子岳から白馬鑓に向かう稜線。長野側(写真左側)は絶壁なので視界が悪い時は怖いところと認識しておかなければならないと思います。
白馬鑓に向かいます(脚が遅いのに後日トラックログで見てみたら杓子岳の頂上付近で20分もウロウロしていました)。

杓子岳からしばらく稜線歩きのあと富山側斜面を下りながら巻き道と合流。

登り返しは遠くから思ったよりも斜度がきつ目でつづら折れに登っていきます。

上の方まで行くと最後は緩やかな稜線歩きでもうすぐ頂上。


白馬鑓の頂上に到着。

白馬鑓山頂から白馬岳方面。

先に進みます。

白馬鑓を下ったコルあたりから。白馬鑓の南側は北側とずいぶん異なる様相でした。


先ほどの場所からすぐのところにある鑓温泉への分岐。ほとんどの人はここを下っていきます。
天狗山荘方面(尾根道)に向かいます。
少し歩いて行くと単独の方が休憩されていました。今朝唐松を出てここまで3時間で来られたそうです。

長野側に眺望が広がる場所に出たところで硫黄の臭いがしてきました。鑓温泉からなのか?

登り切ったところに見えているのは天狗山荘への道標。

天狗山荘直前で振り返って白馬鑓。

天狗山荘到着。
休んでいると不帰ノ嶮方面からまた単独の方が来られました。話を伺うとこの方も唐松からここまで3時間で来られたそうです。

天狗山荘の水場は雪渓の雪解け水でした。

眺望の利く穏やかな稜線歩きは爽快です。
鑓温泉の分岐から南側ではほとんど人に会いません。

天狗山荘と天狗ノ頭のちょうど中間あたり、来た方向を。後ろは白馬鑓。

天狗山荘を出て30分ほどで天狗の頭に着きました。天狗の頭から天狗ノ大下り・・と勝手に思っていましたがまだまだ先でした(悲)。

天狗ノ頭を超えたところに広がる眺望。どこまでも続きそうな稜線歩きと思いましたが本当にずっと続きます、、、

天狗ノ頭から1kmほど歩いて「ここより天狗の大下り」の立て札のところに来ました。
ここからの不帰ノ嶮~唐松岳方面の眺望を楽しみにしていましたが、しばらく待ってもガスが晴れることはありませんでした。もっと早朝に来なくてはならなかったようです。
残念、、、また宿題が出来たようです。

天狗ノ大下りはザレた急斜面が多く、うっかり石を転がしてしまいそうで気を遣うところでした。写真は天狗ノ大下り途中から見上げた一つ前の写真の下降点の方向。登り方向ですれ違った方が数名写っています。

不帰キレット少し手前あたり。

一峰への登り途中。

雷鳥がいました。行ったり来たりしながら最後はハイマツの中に消えていきました。

11:30 一峰の頭到着。二峰北峰が見えてきました。

一峰の頭の先まで行くと二峰北峰の全容が見えてきます。エスケイプ出来ないので行くしかないですが、こんなところ行けるのかという気になってきます。

二峰北峰のとりつき付近まで来るとこんな感じでした。

ルート(だいたいです)

よく載っている空中梯子。ここよりも下を手前から奥方向に足場の狭い岩場をトラバースし真上に上がってこの写真の奥から手前方向に戻るような感じで進んで来ました。

鉄梯子を過ぎると長野側を巻くような感じで進みます。
長野側を巻いている間は先ほどまでの岩場に比べると道らしく(幅は広くないです)全然普通に思えますが、落ちるとどこまで落ちるかわからないような感じなので気が抜けないことに変わりないと思います。

核心部は抜けたと思って少し安堵感でいたら、回り込んだ先に再びこんなのがありました。
一瞬「またなの?」と思いましたが、ルートを示すペイントは写真左から巻いていました。
しかし、正面の岩岩したのを横から回り込んで反対側に出て且つ上に上がって行くルートも落ちたら終わりな感じのところがあって気が抜けません。
12:35 二峰北峰の頭に到着。
ここまで来ればもう難所はない筈と思って一安心。休憩がてら昼ごはん・・・と言っても残ってる食べ物を適当に消費するだけ。
しばらくすると二峰北峰側から単独女性の方が来られました。

セルフで写真を撮ろうとされていたので撮ってあげるとお返しに撮って頂けました(笑)。後ろは二峰南峰。
ちょっと単独女性の方と会話していたのですが、今日の目的地が八方に下山だということを告げたところで彼女の一言は衝撃的でした。
「リフトの最終は大丈夫ですか?」
?
?
!
!!
「全然考えてませんでした!」




「全然考えてませんでした!」
※ ちなみに一つ前の写真はリフトの時間のことを知る前に撮影(余裕)
12:55 急いで支度をして唐松岳に向かいます。

13:07 二峰南峰到着(撮影方向から登っています)。ガス景色で残念。

これから向かう 三峰。

来た方向を。奥(左)は二峰北峰、手前は二峰南峰です。ガスが晴れていました、、、

三峰を西(2つ前の写真右側)から巻いて標高を上げていきます。
時間が気になったので三峰の頭は見つけられませんでしたが登山道から離れたところにあったのでしょうか。

人の声が聞こえてきて山頂が近そうな感じがします。

13:58 唐松岳到着。

最後に不帰ノ嶮方面・・・は再びガス景色。
さらば不帰ノ嶮!(また来る・・かもしれません)。
リフトの最終がわかるかもしれないので唐松山荘に行きます。
小屋で聞くとこの日の最終は16:30 だということがわかりました。
唐松山荘から八方池山荘までの所要時間を確認してなかったので、小屋の人にここから2時間ちょっとでリフト乗り場まで行けそうかと訪ねると「あんたの脚次第」な感じの返答でなるほどそりゃそうだなと思い納得です。
14:17 間に合わなかったら下まで降りれる方法があるのかどうかもわからないけど、とりあえず急いで下山します。
下りの踏ん張りながらの歩行で足の裏にマメが出来てるような違和感がしますが、もう降りるだけなので構わずガシガシ下山します。

14:40 丸山ケルン。ここから不帰ノ嶮方面の眺望がすばらしいらしいと知ったのは後日。見てませんでした。
樹林帯は紅葉づいていました。

15:25 八方池まで下りてきましたが、一番ガスが晴れてこれなので、遠くの山々は全然見えません。
四年ほど前に来た時も八方池では眺望に恵まれず、ここでもまた宿題となってしまいました。

八方池を過ぎてガスの中に突っ込んで下山します。
ここでこの時間なら大丈夫と思ったからか、ここまで忘れていた疲労感が一気に出てペースダウン、、、最後は木道の階段にやられながら 16:07 八方池山荘到着。
なんとか間に合いましたがやっぱり今回も最後は忙しない歩きとなってしまいました。
リフトとゴンドラに乗っている間濃いガスに覆われていましたが、麓に下りる頃には晴れました。 16:45 ゴンドラ八方駅到着。
■ それから
ゴンドラ八方駅の人に聞くとここから八方第五駐車場へは歩いて20分ほどらしいので歩いて行くことにします。
足の裏のマメマメした感じを気にしながら白馬の街中を歩きますが、スキーシーズン以外はこんなものなのか閑散とした感じでした。
県道322の交差点まで来ると八方第五駐車場とは反対方向ですが角のコンビニに寄ります。いろいろ緊張から解放されたからでしょうか、無性にビールが呑みたくて初めてノンアルビール(自分で運転して帰るので)を買いました。
・・・なんじゃこりゃな味でした。
三連休の最終日の夕方。八方第五駐車場の車の入り具合は3割くらいだったでしょうか。
このあと、以前この辺で行ったことのある 十郎の湯 で一風呂浴びて帰路につき、翌0時半頃無事帰宅。
■ 今回の歩きのグラフ

■ 今回の地図とトラックログ
不帰ノ嶮から唐松岳あたりをカシミールのカシバードで3Dにしてクリッカブルマップにしてみました。五角形の印にマウスオーバーするとその場所から五角形の先方向に撮った写真が表示されます。
※ わかっている範囲で OK環境:IE, Firefox 、NG環境:Chrome

□ 二日間のトラックログ
※ ご注意:クリックすると表示される拡大版は372KBあります
■ 後書きというか
二日目の朝は大展望連発で大満足な稜線歩き。天狗の大下りあたりからガスで眺望が望めず心残り。一日目に天狗山荘まで行ける健脚な人が羨ましい。
ちなみに一日目はこちら
蒼き水と巨巌の谷 大杉渓谷~大台ケ原
曽爾高原2016
隠岐 西ノ島 / 摩天崖~国賀浜 ハイキング
中房温泉~上高地 縦走 その3/残りは今度来たときに
中房温泉~上高地 縦走 その2/これではいけない
中房温泉~上高地 縦走 その1/遠い大天荘
曽爾高原2016
隠岐 西ノ島 / 摩天崖~国賀浜 ハイキング
中房温泉~上高地 縦走 その3/残りは今度来たときに
中房温泉~上高地 縦走 その2/これではいけない
中房温泉~上高地 縦走 その1/遠い大天荘
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
|
|
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。