行者尾根の東隣の尾根、今度はちゃんと出れたけど・・・
参考:
歩行距離 約9.2km、標高差 -16m(累積標高 +1042m, -1058m)、時間 約5h
※ 所要時間には休憩・停止時間含む。
参加 自分だけ
10月、行者尾根の東隣の尾根に行くつもりだったことを途中で忘れて行者尾根を上がってしまいました。
行者尾根も行ってみたいところだったのでこれはこれでよかったのだけど、行くつもりだったところに行けなかった・・というモヤモヤ感を払拭しきれず、そういうのは今年の内に行っとかないと・・みたいな感じに思えてきて行者尾根の東隣の尾根を再訪してみました。
ただ、帰りの青谷東尾根は普通の登山道と勝手に思い込んでたので、途中でちょっと焦りましたが、、、
■ はじめに
□ 山歩き時の足跡としてGPSによるトラックログを地形図上に載せていますが、季節・時間帯・測位場所など条件に依り誤差が大きく出ることがあるため、トラックログは必ずしも正しい歩行位置を示すものではありません。
※ 谷筋・山陰などGPSの死角となり易いところや木々で覆われた場所では捕捉出来るGPSの数が減り測位精度が落ちる可能性があります
□ 地図のマウスオーバーについて : 正常に動作する環境では記事にある地形図上の薄い丸印にマウスを載せるとその位置の写真がその位置に表示されます。地図の後ろに写真が羅列され、地図上の丸印をクリックすると該当する写真にジャンプする場合は正常に動作しない環境です
■ 新神戸~(雷声寺)~旧摩耶道~(行者堂)
布引方面歩きの癖で1Fで準備してましたが、雷声寺へは改札のある2Fでした、、、
12:05 年末で賑わう新神戸駅を出発。写真奥の階段を上がります。
12~3分ほど住宅街の歩きで雷声寺に到着。
工事中でした。
雷声寺から学校林道との交点までの歩きは明確な登山道で以前歩いたときと変わらなかったですが、無意味な赤スプレーなどのマーキングが不快なことになっていました。酷いです。
旧摩耶道と学校林道の交点。
今日は直進して旧摩耶道で行者堂に向かいます。
学校林道から先の旧摩耶道は初めてでしたが、ほとんどこんな感じの水平道でした。
交点から10分ほど行くと出てきた青谷方面の道標「ち17-6」。
その後の道中、、、。道幅の狭いところも少しあります。3枚目は来た方向を振り返って撮影(進行方向の写真ではありません)
堰堤のために迂回路になったところに来ました。
もう少し近づいて。迂回路は柵の手前を右に下って沢を渡ります。
先ほどの堰堤。
沢を上がって反対側の柵のところ。
柵のところから1分も経たないところにあった道標「ち17-8」。ここから青谷道に下りることができるようです。眼下には青谷道を歩いたときにあった北畑第二砂防ダムが見えます。
5分ほど歩いて解体された家屋の間を抜けると・・・
見覚えがある景色で、青谷道と合流したことを認識しました・・・が、なんか変です。行者堂のところの屋根がなくなっています。
行者堂もなくなっていました、、、
行者堂跡 13:40着。
□ この区間の地図


行者堂跡のある旧摩耶道と青谷道の合流地点

青谷道方面への分岐

堰堤を迂回し、沢から見た堰堤

堰堤の為迂回が必要なところ(学校林道側)

青谷方面への分岐

旧摩耶道と学校林道の交点
■ (行者堂)~老婆谷西尾根~天狗道
簡単にお昼を摂り 14:00 出発。
行者堂跡の横を抜けて老婆谷に向かいます。
行者尾根のところ。10月来たときにあった老婆谷方面の進入を塞いでいた木の枝はなくなっていました。行者尾根へはここを北西方向(写真だと左)上がっていきますが、老婆谷に向かうため、直進します。
ほぼ水平の道は徐々に沢に近づき、3分ほどで最初の谷止「老婆谷第2号コンクリート谷止」が見えてきます。
右岸側(写真左側)を巻きます。
この先もずっと右岸側歩きです。
2分も経たないうちに「第9号コンクリート谷止」
更に1分ちょっとで「老婆谷第3号コンクリート谷止」
更に4分ほどで現れる「第4号鋼製堰堤」。
この堰堤を越えると、沢沿いの歩きに違いはないですがこれまでより少し沢と距離を置きます。
6分ほどで沢が分岐します。左俣(写真左)に2つ谷止めが、右俣(写真右)に1つ谷止めが見えました。
※ 右俣の方は写真がわかりにくいですが、中央奥の方で白っぽく写っています
踏み跡は左俣の方向に上がって行きます。
沢の分岐しているところから1分ほどで他のブロガーさんの記事で見た炭焼き跡がありました。
沢沿いに上っていく感じで九十九折れに上ります。谷道で薄暗いのに加えて比較的緩斜面のため歩行が分散し踏み跡が薄くてわかりにくいですが、炭焼き跡から4分ほど上ったところで沢を渡る方向の踏み跡と反対の西南西方向に上っていく踏み跡がありました。
他のブロガーさんの記事で行者尾根の東隣の尾根に向かう踏み跡があることは知っていましたが、思っていたよりもずいぶん上の方でした。
行者尾根の東隣の尾根に向かいます。
行者尾根の東隣の尾根に向かって。
行者尾根の東隣の尾根側から上ってきた方向を。
尾根に乗った地点からの眺望はあまりありませんでした。
登り方向はこんな感じ。尾根を外さないよう意識すればイメージ通りの場所に出る筈です。
歩きやすいこんなところもありますが、、、
だんだん急登りになってきて、、、
最後は手足を使ってよじ登るような感じで、、、
Wの方向から上がってきて、14:50 行者尾根の東隣の尾根登頂。行者堂跡から50分でした。
この日の眺望。
10分ほど休憩して天狗道(縦走路)を掬星台方面に向かいます。
3分ほどで老婆谷への下降点のある道標「ち1-7-5」へ。
老婆谷への下降点は1つ前の写真の撮影位置の背面です。家を出る前はここから老婆谷を下るつもりでしたが今からもう一度薄暗い谷歩きをする気にならず、掬星台方面に向かいます。
15:20 掬星台手前の観音道の下降点。ここから天上寺跡を経て、行ってみたかった青谷東尾根で下山することにしました。
□ この区間の地図


Wのあたりから上がって来ました

急な登り。巻いて上がりました

写真上は上ってきた方向を、真ん中は登り方向を、下は南側の眺望を。
(写真なし)ここの写真はないといけませんが撮り忘れました。機会があれば撮ってきたいと思います。

炭焼場跡

写真上は左俣。下は右俣

第4号鋼製堰堤

老婆谷第3号コンクリート谷止

第9号コンクリート谷止

老婆谷第2号コンクリート谷止

行者尾根を超えて老婆谷に入ります

行者堂跡の横から老婆谷に向かいます
■ 天狗道~観音道~上野道~青谷東尾根~阪急王子公園
谷道は嫌だと言っていたのに谷道ですが、メジャールートで何も考えずに歩ける道なので気になりません、、、
雪は上の方だけでした。上野道・青谷道に続く観音道は石の階段道で参拝道の名残を感じます。
谷道の階段道が水平道になって天上寺に向かうところにある道標「な23-16」のところ(写真1枚目)で谷に戻っていく方向に踏み跡がありました(写真2枚目:道標の所から手前方向に撮影)。
どこに行くのか機会があれば確認してみたい。
道標のすぐ先にある何かの跡。何なのかわからず、知ってる方がいたら教えてほしいです。
道標の所から5分ほど、水平道の歩きで天上寺跡に着きました。
焼失前の面影を感じるものはほとんどなく残念です。
少し下って旧摩耶の大杉の所に行ってみました。天上寺の火災の影響で枯死してしまったとのことで残念ですが、幹周り8mもあるらしいです。
山門から天上寺に続く石の階段は崩落の危険があるとのことで立ち入り禁止になっていたため、迂回路から下って山門まで下りてきて撮影。
ちょっとだけ山門の近くまで行ってみると屋根の一部が落下していました。立ち入り禁止にして放置し、風化するにまかせていずれ全体が崩落するのを待っているようで残念です。
山門下から少しく下った所にある道標「な23-13」、真っ直ぐの青谷道方面と左折の摩耶ケーブル下駅方面の分岐。摩耶ケーブル下駅の方向に向かいます。写真2枚目は下山方向を撮影(左上から下りてきています)。
5分ほど下り、摩耶ロープウェイと摩耶ケーブルの乗換駅である虹の駅手前の展望所で折り返すように進み、すぐ横の小ピークに向かいます。写真2枚目は同じ折り返し場所を展望所側から撮影。
※ 地形図では折り返さず直接小ピークに向かう破線があったので、ここを歩こうと思っていましたが、該当しそうな踏み跡を見つけることはできませんでした。
小ピークのところにモノリスのようなコンクリートの物体がありましたが用途がわかりません。
□ 青谷道東尾根の歩き
事前の情報収集では、地形図ではここから麓まで破線で引かれた尾根道(=青谷東尾根)を進み、最後の方は破線の道を外して1つ西の尾根伝いに下るみたいです。
小ピークの所から5分ほどで次の小ピークに出ました。青谷東尾根はもう少し先で右斜め方向ですが踏み跡があったので手前を右に下りました。距離は短いですが急な下りです。下って左にトラバースすると青谷東尾根道に復帰します。
2~3分で一つ目の鉄塔「上筒井 6」に出ました。進行方向奥(写真2枚目)から下ります。

2分で2つ目の鉄塔「神戸港 16」に到着。
ここでちょっと悩みます。
ここまで明確な送電線巡視路でしたが、ここにあった2カ所のテープのところはいずれもここまでの道に比べると感じが違っていて、これより下に鉄塔がないにしてもちょっと変だなと思いました。
でも他にそれらしい踏み跡ないし・・と、思っていると鉄塔下から伸びるコンクリート状の溝(?)は青谷東尾根の方向そのものだったので、下っていくと再び明確な踏み跡が現れました。
先に進みます。
しかし、ここから先の歩きでは、度々踏み跡が不明瞭になり、ルート判断・確認の頻度が増します。
幅の広い尾根や支尾根のある小ピークでは踏み跡のようなそうでないような、あるいは全然踏み跡がなさそうなところに出くわし、時間があればルートハンティング的な要素が面白いと感じるのでしょうが、この日の日の入り16:56に後30分ないくらいで気持ちに余裕なく、ルートハンティング的な要素が必要な道を日の入り近いこの時間帯に歩く選択をしたことは失敗でした、、、
写真はだいぶ進んで標高270m付近、見通しの利く狭い尾根で比較的踏み跡は明瞭。
やがて薄暗い緩斜面の歩きになった頃、派手にマーキングが集中している箇所がありました。

左の丸印「?谷道」。矢印の方向に進むと・・・すぐ下に道が見えました。
日の入りまでに人里に出れそうです。
しかし、すぐ下に見える道まで結構な高さがあり、先人の方々も降りれるところを探したのか方々に踏み跡があってよくわからず。
4mほど高さはありましたがその辺の木や石に掴まったりしてなんとか下りました。16:47 一応日の入り前、、、
降りたところは青谷道の最初の方、住宅街を抜けてすぐの所でしたが、帰って調べてみたら、もうちょっと上の方に普通に青谷東尾根の取り付きがあったみたいで、下山方向の難しい一面を感じました。
青谷道に出て少し下ったところ。
ここから標高100mほど下って阪急王子公園 17:10 到着で本日の歩きを終了。
□ この区間の地図


マーキングの所を強引に下りたところ。

取り付き箇所近くの林にあるマーキングです。私はここから強引に青谷道に下りましたが、青谷道を下に見ながら登り方向に歩いて行くと取り付き箇所に出れると思います(多分ですが)。後日再訪して確認済み

西南西と南の支尾根のピークとなっていますが、南側(写真左前方)に下る明確な踏み跡があります。(写真は別日撮影)

南東と南西の支尾根のピークで南西側をチョイスした意識がなかったですが、再訪して確認すると明確な踏み跡(写真右方向)のため無意識に進んでいたようです。(写真は別日撮影)

2本目の鉄塔から下は道が不明瞭な場所が所々あります。写真の場所は狭い尾根で道は比較的明瞭です。

2本目の鉄塔「神戸港 16」の手前。わかりにくいですが真ん中少し左の木の後ろに鉄塔が見えています。鉄塔から先は鉄塔下のコンクリートの溝状の所を尾根方向に下ります。

1本目の鉄塔「上筒井 6」。真っ直ぐ進んで尾根を下ります。

真っ直ぐ進むと眺望が利く小ピーク。手前で下りて左にトラバースし、尾根に戻ります

青谷東尾根のピーク

写真上は下山方向(=進行方向)、下は反対側から
■ 地図

■ トラックログ

■ 後書きというか
ルートファインディング的な要素があるようなところは「行き」の行動とか、もっと早い時間に通るよう心がけてましたが準備不足でした・・というか、そもそも毎度出るのが遅すぎなことを反省。
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